「ディル」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説

「ディル」の花言葉とは? 花言葉

「ディル」はセリ科イノンド属のハーブとして有名な植物です。

紀元前4000年の古代エジプトで既に薬草として使用されていたことがわかっているほか、日本では江戸時代初期には薬として用いられていました。

そんな「ディル」の花言葉について解説します。

「ディル」の花言葉

「ディル」は8月ごろに花を咲かせます。

花の色は黄色や白で、小さな花が咲く様子はまるで傘や、線香花火のようです。

そんな「ディル」の花言葉には「知恵」「悪に対して強力」といったものがあります。

次からはこれらの花言葉について説明していきます。

「ディル」の花言葉「知恵」

「ディル」が古くから薬として用いられてきたことは先に述べた通りです。

江戸時代に「ディラ」は時蘿(じら)の名前で日本に入ってきましたがこれは生薬として使われていました。

爽やかな香りをもち魚料理やピクルスなどに用いられる「ディル」はカルボン、リモネン、ジラピオールといった成分を含んでいます。

これらは胃を健康に保つ効果があると知られている成分で、食欲不振、嘔吐、下痢、腹痛に効果が期待できるほか、しゃっくりを止めるのに効果的であるともされます。

これらのさまざまな効能に加え口臭予防、リラックス効果があることが知られている「ディル」はまさに「知恵」の塊と言えるでしょう。

こうしたさまざまな薬効を持ち、役に立つ植物であることから「知恵」の花言葉はつけられました。

「ディル」の花言葉「悪に対して強力」

現代においてもその効能が期待される「ディル」ですが、中世ヨーロッパでは薬としての効能に加え、魔術の材料としても使用されていました。

赤ちゃんを魔物から守るためにベビーベッドにはディルシードのサシェを置く、夢と現実世界にはっきりとした境界を引くために乾燥したディルシードを燃やすなど、目に見えない悪に対抗する一つの方法として用いられていたようです。

そうした「ディル」の使用用途から「悪に対して強力」という花言葉がつけられました。

「ディル」の豆知識

「ディル」の表記はDillですが、これはインド・ヨーロッパ語のdillaからきたとされています。

dillaとはなだめる、穏やかにするという意味で、まさに「ディル」の薬効と合致しています。

薬のほか、料理に使うイメージが強い「ディル」ですが、ハーブティー、ハーブウォーターとしても活用できるので、気軽に摂取することが可能です。

まとめ

小さな花をたくさんつける「ディル」は、ハーブとして流通しているため比較的手に取られやすい植物の一つです。

植物としても役立つ「ディル」を花言葉と一緒に贈られる際にはぜひ参考になさってください。

タイトルとURLをコピーしました