「ポピー(ひなげし)」という花をご存知でしょうか。
「ポピー(ひなげし)」は、ヨーロッパやアジアが原産であり、ケシ科ケシ属の植物です。
4月?6月にかけて、赤色や黄色など華やかで可愛らしい花を咲かせます。
「ポピー(ひなげし)」の花名の由来は、ラテン語で粥を意味する言葉が語源とされています。
古来では子供を眠らせるために、鎮静作用や睡眠作用のあるケシの乳液を粥に入れていたそうです。
今回は「ポピー(ひなげし)」の花言葉について、詳しく見ていきましょう。
「ポピー(ひなげし)」の花言葉
「ポピー(ひなげし)」の花言葉は、基本的には「恋の予感」という意味が有名です。
可憐な花の見た目にぴったりな、可愛らしい意味ですね。
また、「思いやり」「いたわり」という意味もあります。
これは、あるギリシャ神話が由来とされています。
豊穣の女神デメテルは最愛の娘を、冥界の王ハデスに奪われてしまいます。
深く悲しんだデメテルは眠れない日々が続きました。
そこへ、眠りの神ヒュプノスが「ポピー(ひなげし)」を渡しにやってきます。
「ポピー(ひなげし)」の美しさに平静を取り戻したデメテルは、ようやく眠ることができました。
ヒュプノスがデメテルを思いやった、優しいお話から付けられた意味だと言われています。
「ポピー(ひなげし)」の花言葉(色別)
「ポピー(ひなげし)」の基本的な花言葉を理解できたところで、色別の花言葉を見ていきましょう。
「ポピー(ひなげし)」の赤色の花言葉
「慰め」や「感謝」となります。
言葉の通り、お世話になった相手や感謝を伝えたい相手に贈るのにぴったりです。
「ポピー(ひなげし)」のピンク色の花言葉
「陽気で優しい」「恋の予感」となります。
一目ぼれした相手に贈ると、ロマンチックで素敵ですね。
「 ポピー(ひなげし)」の黄色の花言葉
「富」「成功」となります。
仕事に打ち込んでいる相手や起業した相手に、成功を祈る気持ちを込めて贈るのにおすすめです。
「ポピー(ひなげし)」の白色の花言葉
「眠り」「忘却」となります。
人に贈るのに向いているとは言えませんが、眠れていない相手にはいいでしょう。
ヒュプノスのギリシャ神話の話を交えたり、「よく眠れるように」と必ず一言添えましょう。
まとめ
「ポピー(ひなげし)」は可憐な見た目だけでなく、花言葉でも楽しませてくれます。
花言葉をお調べの際はぜひ参考にしてください。