「ホンタデ(本蓼)」は、タデ科イヌタデ属の一年草です。
北半球全般に分布しており、国内でも各地で見られ、湿地や水辺に生育します。
花は穂を作り、やや紅色で全体的には白で、花期は8月から9月です。
今回は、「ホンタデ」の花言葉について解説します。
「ホンタデ(本蓼)」の花言葉
「節操」「懐の深い」「健康」といいます。
良い意味が揃い、イメージに合う人への贈り物や、宴席にも良いでしょう。
「節操」
「ホンタデ」の花が、一時に全て咲かず、少しずつ咲く事からついた花言葉です。
「節操」は、主義主張を変えない事を意味しますが、「無節操」は行動に節度がない様子を表し、少し意味がずれます。
この花言葉の由来は、「無節操の逆」と考えればぴったり意味が合います。
主義主張が一貫し、ぶれない人へ贈るのに向く花言葉です。
行いが正しく、乱れるところがない人にも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、他人に流され主張に軸がない人です。
本人がそれを嫌と思っていないなら、口出しも余計な事です。
「懐の深い」
こちらも花が少しずつ咲き、底を見せないところから付いた花言葉です。
懐の底にまだ小銭が入っているようなイメージです。
本来の「懐が深い」という言葉は、相手を受け止める度量が広いとか、相撲でまわしを取らせないなど、受け身の意味で、出す意味にはなりません。
つまり、ちょっとしたシャレで付いたものです。
懐が深く、他人の困りごとを抱えるのも厭わない人へ贈るのに向く花言葉です。
この花言葉が合わないのは、人の言いなりになる人です。
一見同じようですが、言いなりになる場合、長くは続かず、いずれ共倒れします。
「健康」
「ホンタデ」は香辛料として使われますが、薬味は味を調えるだけでなく、殺菌作用があり食あたりを防ぐ目的でも添えます。
生薬としても扱われ、食あたりの他、胃腸炎、暑気あたり、虫刺されなど、様々なものに効果があるとされます。
この健康に役立つ性質から付いた花言葉です。
健康な人にはそれを保って欲しいという意味で、健康を損ねた人には回復を祈って贈る事ができます。
「ホンタデ(本蓼)」の豆知識
「ホンタデ」は、「タデ」の仲間で代表的な種という意味になります。
同じ意味で「マタデ(真蓼)」、葉の形から「ヤナギタデ(柳蓼)」という別名もあります。
タデの方は、辛さで口が「爛(ただ)れる」が転訛したと言われています。
まとめ
水辺の「ホンタデ」は涼やかなものです。
花言葉を知れば、より興味深く眺められるでしょう。
風景の解像度を上げる、花言葉を是非参考にして下さい。