「ホソバヒメミソハギ(細葉姫禊萩)」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説

「ホソバヒメミソハギ(細葉姫禊萩)」の花言葉とは? 花言葉

「ホソバヒメミソハギ(細葉姫禊萩)」は、ミソハギ科ヒメミソハギ属の一年草です。

世界の温帯から熱帯域に帰化していますが、原産は北アメリカです。

日本へは1952年に長崎県で移入が見られ、現在では関東地方以西に帰化しています。

日当たりが良く肥えた湿り気のある土地を好み、水を張った水田にもしばしば生育します。

花は直径4mm程で紅紫色の花弁を4枚つけ、花期は8月から10月です。

今回は、「ホソバヒメミソハギ」の花言葉について解説します。

「ホソバヒメミソハギ(細葉姫禊萩)」の花言葉

「美人薄命」といいます。

美人薄命とは、美人は長生きが出来ないという意味です。

美人は権力者の目に留まって運命に弄ばれたり、肌の白さや線の細さが病弱由来だったり、長生きできない要素が多く短命である、という意味です。

一瞬信じそうですが、「美人が短命だった」というエピソードは、「そうでない人が短命」「無事長生きした美人」より物語にしやすい訳で、信憑性はないでしょう。

「ホソバヒメミソハギ」の花は小さいですが、形が良くピンク色の可愛らしい姿です。

一方、花の寿命は短く、咲いた日の午後には散ってしまう1日花である事から付いた花言葉です。

死を暗示させるため、生きている人に贈るには向きません。

褒め言葉としてもセンスに欠けるのでやめましょう。

どんなに美しさを強調したくても、「命が短い」と言われて嬉しがる人は普通いません。

辛うじて、早逝した身内へのお供え物なら向きます。

縁の遠い人なら、「事情も知らずに」と遺族を不快にさせるだけなのでやめておきましょう。

創作なら問題ありません。

キャラクタイメージや、今後の伏線にも良いでしょう。

「ホソバヒメミソハギ(細葉姫禊萩)」の豆知識

「ホソバヒメミソハギ」は、「ヒメミソハギ」の葉の細い品種という意味です。

ヒメミソハギの方は、「ミソハギ」の小さい品種という意味になります。

ミソハギの「ミソ」は調味料の味噌ではなく「禊ぎ(みそぎ)」のミソで、禊ぎに使い「ハギ」に似ている事から付いた名です。

禊ぎとは、水浴して罪や汚れを落とす神道の行為です。

一方、ミソハギはお盆のお供えに使う花ですが、こちらは仏教の習慣で、意味が混じっています。

仏教と神道は時折こういう混同が起こります。

まとめ

「ホソバヒメミソハギ」は水田雑草として扱われ、省みる事もないかも知れません。

花言葉を知れば、花に気付きその色を楽しむ事も出来るでしょう。

風景に色を足してくれる、花言葉を是非心に留め置いて下さい。

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