「ホザキサクラソウ」はサクラソウ科サクラソウ属の多年草です。
名前の通り、穂状の花序(かじょ、花の集まり)を付けます。
それは長さ2~5cmほどで、色は鮮やかな赤とピンク(マゼンタ)。
つぼみが赤色で、花がピンク(マゼンタ)なので、花序は持ち手がピンク色の口紅のような、ふわふわしたピンク色の円柱に赤いツノが生えているような、なんとも不思議な形をしています。
これは一般的なサクラソウのイメージとは大きくかけ離れた姿ですが、花序に付く小さな花のひとつひとつをよく見ると、サクラソウらしい形をした可憐なものであることが分かるでしょう。
ちなみに開花期は3~7月です。
「ホザキサクラソウ」の花言葉
「ホザキサクラソウ」の花言葉は「永続する愛情」です。
その由来は不明ですが、つぼみを多く付け次から次へと花を咲かせていく様や、たくさんの小さな花を付ける様からイメージされた可能性が高いと考えられます。
そしてこの花言葉は、特に恋人や家族といった相手には使いやすいと言えるでしょう。
花の姿形が独特なので、話題作りにも持ってこいです。
「ホザキサクラソウ」の豆知識
「ホザキサクラソウ」の原産地は中国です。
我が国には鑑賞用として渡来してきたとされていますが、それがいつのことかは分かっていません。
またヨーロッパでは人気が高いようで、花壇などでよくその姿を見ることができるそうです。
ちなみに高山帯に自生する種なので、高い耐寒性を持ちます。
加えて湿り気を好む種でもあり、水は多めに欲しがる傾向にあるようです。
また学名の「Primula vialii」から、「プリムラ・ビアリー」「ビアリー」と呼ばれることもあります。
「プリムラ」はヨーロッパやアジア由来のサクラソウの仲間を指す言葉で、園芸分野ではプリムラ・ポリアンサやプリムラ・ジュリアンなどが人気です。
まとめ
「ホザキサクラソウ」はサクラソウ科の多年草です。
名前の通り穂状の花序を付けるのが特徴で、その長さは2~5cmほどとなります。
花序の色は赤やピンクで、形は口紅や銃弾に似たユニークなものです。
しかし花序を形作る花はサクラソウらしい形をしています。
花言葉は「永続する愛情」。
大切な恋人や家族のような、ずっと一緒にいたい方への贈り物にはぴったりのものです。