紅茶「アールグレイ」の香りで知られる「ベルガモット」は、ミカン科ミカン属の常緑樹です。
同じミカン属の「ブンタン」「マンダリンオレンジ」「シトロン」の交雑種と考えられ、イタリアを主な産地としています。
花は白く芳香があり、花期は5月から6月です。
その後少し出っ張った洋なし型または球形の果実が出来、橙色に熟します。
今回は、「ベルガモット」の花言葉について解説します。
「ベルガモット」の花言葉
「豊富」「寛大」「野性的」といいます。
ミカン属全般の花言葉を含みます。
やや狭いですが、比較的良い意味が揃い、人によっては贈り物にも合います。
「豊富」
ミカン属が果実をたわわに実らせる事から付いた花言葉です。
立派な体格の友人へ贈るのに向きます。
説明があれば知識や経験、財産、美貌、人間関係など何にでも合います。
勿論、自他共に充分足りていると思うものが前提です。
品数が豊富なショットバーで、花をディスプレイにするのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、多すぎる事を本人が嫌だと思っている場合です。
過ぎたるは猶及ばざるが如し、相手の気持ちを汲みましょう。
「寛大」
ミカン属が果実を実らせ、人や動物に大盤振る舞いしてくれるイメージから付いたものです。
黄色い果実を黄金に見立て、ケチケチせずお金をばらまく金持ちのイメージでも合います。
小さい事にいちいち目くじらを立てない、寛大な友人へ贈るのに向く花言葉です。
この花言葉が合わないのは、配偶者や上司です。
寛大ではなく我慢しているだけなので、不快感はきちんと積み重なっており、閾値を超えると予想外のタイミングで怒られます。
本来はすぐ怒られるのが後回しになっただけなので、反感を持つのは筋違いです。
「野性的」
「ベルガモット」は、探検家で商人の「クリストファー・コロンブス」が「カナリア諸島」で発見した野生品種と思われていた時代がありました。
ここから、栽培品種の多いミカン類には珍しい野生種である、という誤解から付いた花言葉です。
一方、形が歪で整っていない事も「野性的」に合います。
コンタクト上等で激しくプレイするチームメイトへ贈るのに向く花言葉です。
アウトドアのスキルが高く、数日を山中で過ごせる人にも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、アウトドアのアクティビティ後、後片付けが出来ない人です。
自分の痕跡を残すような者は、野生下では生き残れません。
「ベルガモット」の豆知識
「ベルガモット」という名前は、シソ科ヤグルマハッカ属の「タイマツバナ」または「モナルダ」という花の別名になっています。
これは、香りが「ベルガモット」に似ている事からついたもので、実際には異なる品種です。
まとめ
「ベルガモット」は通常、香りのイメージが強いでしょう。
花言葉を知れば、植物としての性質にも興味が湧いてきます。
植物を多面的に見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。