花も肉厚の葉も可愛い「ベビーサンローズ(ハナツルソウ)」は、ハマミズナ科アプテニア属の常緑の多年草です。
学名の「アプテニア」で呼ばれる事もあります。
南アフリカ原産で、メキシコ以南に分布が見られ、日本へは江戸時代に持ち込まれました。
花は直径1. 5cmほど、花弁が多数集まるタンポポのような形で、花色は主に赤、ピンク、稀に黄色、花期は5月から9月です。
今回は、「ベビーサンローズ」の花言葉について解説します。
「ベビーサンローズ(ハナツルソウ)」の花言葉
「素朴」「愛」「淡い恋心」といいます。
良い意味の言葉が揃い、悪い言葉もないため、意味が合う相手への贈り物に向きます。
恋愛をイメージさせるため、誤解されそうな相手には、意図を正しく伝えましょう。
「素朴」
這い広がる丈夫な性質と、控えめなサイズの花からイメージされた花言葉です。
素朴は飾り気がなく自然のままであるという意味ですが、本当に何も飾らない人はいません。
家の中にいる姿のまま、外に出るのは、せいぜい敷地内か、ゴミ出しの時、それも短時間でしょう。
自分を見せる時、自分の思う通りにするか、誰かの意向や高い理想に合わせるかが、素朴か、そうでないかの違いになります。
従って、素朴であり続けるのは、自然体と言いつつ、他人の意向に流されないパワーのいるものと言えるでしょう。
素朴な魅力のある人へ贈るのに向く花言葉です。
自分を飾り華やかな人に対しては、「野暮ったい」という悪口に伝わる可能性があるので向きません。
「愛」
緑の中に赤い花が浮かび上がる様子は、心に浮かぶ愛情をイメージさせます。
一方、地を這い広がる様子を、大きく相手を包み込む愛情と解釈しても合います。
愛というと身構えてしまう人もいるでしょうが、濃さが適度であれば、誰にでも合うものです。
家族や恋人への濃い愛情、友人への愛情、店や通りすがりの人へのちょっとした気遣いに現れる愛情と、様々です。
損得で取引しているつもりでも、親しみやすさという愛情由来の感情が交じる事もあります。
濃いめの愛情を向ける相手へ贈るのに向く花言葉です。
心に愛を多めに持っておくという意味で、自宅で育てるのも良いでしょう。
「淡い恋心」
色は愛情を連想させる赤ですが、形としては小さく株にぽつぽつと咲き、全体としてはほんのり色づいているように見える程度です。
この様子が、幾つかのエピソードでようやく自覚し始めた恋心のイメージになります。
恋心は一目惚れで燃え上がる事もありますが、学校や仕事で接点がある相手に少しずつ好意を抱き、気付けば恋していたという場合もあるでしょう。
熱しやすく冷めやすいという言葉がありますが、ゆっくり培われた熱はすぐには冷めないものです。
まだ淡く、告白する段階にないため、恋の告白にはやや不足です。
スマホの待ち受けにして、自分の気持ちを見つめ直すのに向きます。
まとめ
「ベビーサンローズ」は、花は可愛らしく、緑の爽やかな植物です。
花言葉を知れば、より好ましく感じられるでしょう。
植物を彩り良く見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。