「ヘチマ(糸瓜)」という花をご存知でしょうか。
「ヘチマ(糸瓜)」は、インド原産、ウリ科ヘチマ属の一年草です。
今回は「ヘチマ(糸瓜)」
の花言葉や由来について、詳しく見ていきましょう。
「ヘチマ(糸瓜)」の花言葉
大きな黄色い花と緑色の果実が特徴的な「ヘチマ(糸瓜)」の、2つの花言葉をご紹介します。
「悠々自適」
自由気ままに成長していく「ヘチマ(糸瓜)」の様子が、「悠々自適」の由来とされています。
「ヘチマ(糸瓜)」は、春に種を蒔くと7月〜9月頃に黄色い大きな花と、緑色の生き生きとした葉・大きな緑色の果実が育ちます。
水やりや肥料を与える事さえ忘れなければ、のびのびと大きく成長していきます。
自分のペースで着実に成長し続ける姿が、まさに「悠々自適」という花言葉そのものです。
「剽軽な」
緑色の大きな果実の形が珍しい事から、「剽軽な」という花言葉が生まれました。
「ヘチマ(糸瓜)」は、育ち始めはキュウリのように細い形をしていますが、段々と太くなり下の部分だけ膨れたような大きな形になっていきます。
ツルにぶら下がって生っている果実は、存在感があり個性豊かな姿をしています。
成長と共に果実の変化を楽しませてくれる植物です。
「ヘチマ(糸瓜)」の名前の由来
果実に繊維がある事から、「糸のある瓜」で「イトウリ(糸瓜)」という名前がつきました。
その後、「トウリ」と呼ばれるようになり、「ト」がいろは歌「いろはにほへとちりぬるを」では、「へとちの間(ま)」にある事から、「ヘチマ」と呼ばれるようになりました。
まるで暗号のような、面白味のある「ヘチマ(糸瓜)」の名前の由来です。
「ヘチマ(糸瓜)」の豆知識
食材としても日用品としても重宝されている「ヘチマ(糸瓜)」の果実の、収穫時期に関する豆知識です。
果実を食べる場合は、着果して10日前後に収穫する事をおすすめします。
収穫が遅れてしまうと果実の繊維が硬くなってしまい、美味しく食べられなくなってしまうためです。
タワシを作る場合は、果実が黄色くなりツルが茶色や黒色になってきた頃が収穫時期と言われています。
果実を持ち軽さを感じる場合も収穫のサインです。
「ヘチマ(糸瓜)」の果実を上手に活用するためのポイントとして、収穫時期を覚えておくと良いでしょう。
まとめ
花・葉・果実のすべてが魅力的な「ヘチマ(糸瓜)」についての解説でした。
どこかで「ヘチマ(糸瓜)」を見かけた時は、花言葉を思い出してみてください。