恐竜の時代の風景を思わせる「ヘゴ」は「ヘゴ」科「ヘゴ」属の木生シダ植物です。
国外では台湾、フィリピン、国内では紀伊半島南部以南に分布し、湿った場所に生育します。
シダ植物のため花は付けず、代わりに葉の裏に胞子嚢を多数つけます。
茎の高さは最大で4mです。
今回は、「ヘゴ」の花言葉について解説します。
「ヘゴ」の花言葉
「誠実」「愛嬌」「愛らしさ」「夢」などがあります。
シダ類に共通する花言葉です。
良い意味が揃い、悪い意味はなく、親しい人への贈り物に向きます。
「誠実」
シダ植物は、恐竜の再現図などの背景にしばしば描かれるように、太古から姿が変わらない植物です。
これを、意見や考えを変えず守り抜くイメージと繋げた花言葉です。
言行一致し、他人の期待を裏切る事がない人へ贈るのに向く花言葉です。
今後も続く誠実な気持ちの意味で、プロポーズに添えても意味が合います。
この花言葉を頻繁に使い、きちんと守ろうとすると自分が縛られて動けなくなるので、程ほどにしましょう。
「愛嬌」
「ヘゴ」に花は咲きませんが、ゼンマイのような新芽は丸く可愛らしいものです。
そんな姿から付いた花言葉です。
愛嬌に溢れ、人を笑顔にするような可愛らしさを持つ子供などへ贈るのに向く花言葉です。
愛らしく一緒にいると和む恋人にも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、緊張するような美しさを持つ人です。
愛嬌はもっと距離が近く柔らかいものです。
「愛らしさ」
こちらも「ヘゴ」の新芽の様子から付いたものです。
愛らしい恋人や子供へ贈るのに向く花言葉です。
「夢」
ヨーロッパでは夏至の頃「夏至祭」と括られるお祭りが行われます。
リトアニアやラトビアでは、バルト神話の太陽神サウレの祭りと、キリスト教の聖ヨハネの日が習合しています。
言い伝えでは、この祭りの佳境である夏至の夜、シダが花を咲かせるといいます。
これを見つけた人には幸せが訪れたり不思議な力が身に付くのです。
存在しない夢のようなシダの花を探し、夢をかなえたいという二重の意味から付いた花言葉です。
人を惹きつける伝説という意味で「魅惑」という花言葉も付いています。
夢に向かう友人や子供、教え子に向く花言葉です。
夢を不確かなものとして蔑む人には合いません。
まとめ
「ヘゴ」は、花はなくても独特な葉を持ち、存在感のある植物です。
花言葉を知れば、更に好ましく感じられるでしょう。
植物を彩り良く見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。