「ブルークローバー(ブルーオキザリス)」は、マメ科パロケツス属の蔓性の多年草です。
チベットからヒマラヤと東アフリカの高山帯に分布し、園芸用に流通しています。
葉はクローバーと同じ3枚で、白い斑紋がつきます。
花は青で花期は10月から5月です。
今回は、「ブルークローバー」の花言葉について解説します。
「ブルークローバー(ブルーオキザリス)」の花言葉
「約束」といいます。
クローバーに共通する花言葉で、これはキリスト教の聖人「聖パトリック」に由来します。
彼は神の言葉を聞きアイルランドにキリスト教を広めたとされる、5世紀の人物です。
キリスト教の布教というと、十字軍や植民地政策など暴力的なイメージがありますが、聖パトリックは土着の信仰を上手くキリスト教と融和させ、1人の殉教者も出す事なく、布教を成功させました。
その教えの中で使われたのがクローバー(シャムロック)で、これを「父と子と精霊」という「三位一体」を表すものとして利用したのです。
こうして、クローバーは聖パトリックのシンボルとなり、彼の命日「聖パトリックの日」には、クローバーの色である緑を身に付ける習慣もあります。
キリスト教における信仰は、神に対する約束の側面があるため、この花言葉が付きました。
何かしら約束をかわす時、贈るのに向きます。
結婚の約束という意味で、プロポーズに添えても良いでしょう。
何かに向け努力しようと決意した時、「ブルークローバー」を部屋に飾り、忘れないよう心がけるのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、何も約束していない時です。
「何か約束しただろうか」と、相手を戸惑わせるだけです。
また、あなたが約束を破った事がある場合、当然ながらこの花言葉は真面目に受け取って貰えなくなります。
「ブルークローバー(ブルーオキザリス)」の豆知識
「ブルークローバー」は、青い花と三つ葉を付ける事から、種苗会社が付けた名です。
一方、同じ三つ葉を付けるカタバミ(オキザリス)が元となった「ブルーオキザリス」という呼び方もあります。
実際の種類としては、クローバー(シロツメクサ)がマメ科シャクジソウ属、カタバミがカタバミ科カタバミ属で、マメ科パロケツス属の「ブルークローバー」とは異なります。
まとめ
「ブルークローバー」は葉も花も可愛らしい花です。
花言葉を知れば、更に好ましく感じられるでしょう。
花との距離を近づけてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。