「ブラックダリア」は、キク科ダリア属の黒またはそれに近い花色の品種です。
黒いダリアという意味ですが、「黒蝶ダリア」の別名として呼ばれる事もあります。
ダリアの原産は南アメリカで、メキシコやグアテマラの高地に見られ、日本へは江戸時代に持ち込まれました。
花は一重咲き、八重咲き、ポンポン咲きなど多彩で、「アメリカ・ダリア・ソサイエティ」では花容を16に分類しています。
今回は、「ブラックダリア」の花言葉について、解説します。
「ブラックダリア」の花言葉
「優雅」「力強さ」「勇敢さ」「威厳」などがあります。
シックな花の姿の通り、重厚さの感じられる良いイメージの言葉が揃い、大人同士の贈り物に向きます。
「優雅」
ダリアに共通する花言葉です。
「華麗」も近い意味で付いています。
優しく雅やかという意味ですが、上品さと柔らかさを備えたダリアのイメージとよく合います。
優雅さのある人へ贈るのに向きます。
優雅さには心の余裕が必要なので、せせこましい人には向きません。
「力強さ」
黒は力強さを感じさせる色です。
光がない、と考えれば、エネルギーがない弱い状態ですが、全てを塗り潰す圧倒的な濃さとも感じられるのです。
力強い人といっても、単純に腕力だけの事ではありません。
エネルギッシュ、パワフルなどと表現される、実行力のある人に当てはまります。
そんな人を讃え、贈るのに合います。
言葉では強い事を言っても、行動が伴わない場合、力強さに欠けた人に見えてしまいます。
「勇敢さ」
力強さは勇敢さを支える要素の1つです。
勇敢さに必要なのは、正しさを貫く勇気と、実際にそれを成し遂げる力強さです。
そんな勇敢さを持つ人へ贈り讃えたり、勇敢であろうと自分の部屋に飾るのに向きます。
「威厳」
黒はまた、威厳を表す色でもあります。
カラフルな色は、生命や動きをイメージさせますが、それが収斂していく黒は、不動のイメージになります。
そして動かず根強いものは威厳の元になるのです。
威厳というと、「権威主義的」という悪い印象もありますが、本質的にはその人の厚みが表れたもので、それ自体が悪いものではありません。
威厳のある人へ贈ったり、威厳を持ちたいと思う時に飾るのに向きます。
まとめ
「ブラックダリア」は上品さのある美しい花です。
花言葉を知れば、一層そのイメージが強まるでしょう。
花の印象を言語化してくれる、花言葉を是非参考にして下さい。