「フジ(藤)」という花をご存知でしょうか。
「フジ(藤)」は、日本が原産であり、マメ科フジ属のつる性落葉木です。
日本では古くから、小説や俳句、色の名前や家紋などでも親しまれてきました。
日本が原産ですが、アジアや北米、ヨーロッパなど世界各地で栽培されています。
4月~5月にかけて芳香と共に開花し、春の花としても知られています。
一般的には紫色の花ですが、実は白色の花もあります。
たくさんの小さな花が、穂のように長く垂れ下がるように咲く姿が特徴的です。
つる性の植物のため、地面に広がるように成長する性質があります。
その性質を利用して、棚を設置して花が垂れ下がるように作られたものを藤棚と呼びます。
「フジ(藤)」が美しく咲き乱れる藤棚は、芳香に包まれ神秘的なため観光スポットとしても人気です。
今回は「フジ(藤)」の花言葉について、詳しく見ていきましょう。
「フジ(藤)」の花言葉
「フジ(藤)」の花言葉は、基本的には「優しさ」「歓迎」という意味が有名です。
優しい香りのする「フジ(藤)」の花姿は、頭を下げた女性のようにも見えます。
優しく迎えてくれているかのような花姿にぴったりな意味合いです。
また、「恋に酔う」「決して離れない」という意味もあります。
「フジ(藤)」がつる性の植物であることが由来とされており、相手を一途に慕う健気さを感じられます。
「フジ(藤)」の花言葉(色別)
「フジ(藤)」の基本的な花言葉を理解できたところで、色別の花言葉を見ていきましょう。
「フジ(藤)」の紫色の花言葉
「君の愛に酔う」となります。
これは紫式部が執筆した長編小説である源氏物語に登場する藤壺の宮と紫の上という2人の女性の名前から付けられたと言われています。
藤壺の宮と紫の上は光源氏の生涯の想い人として登場するのです。
この話にちなんで、告白するときや大切なパートナーに贈るのもロマンチックですね。
「フジ(藤)」の白色の花言葉
「可憐」「懐かしい思い出」となります。
「可憐」という意味は、女性に贈るといいでしょう。
「懐かしい思い出」という意味にあやかり、旧友と思い出話をする時にもおすすめです。
まとめ
「フジ(藤)」は美しく神秘的な花姿や香りだけでなく、花言葉も素敵なものばかりです。
花言葉をお調べの際はぜひ参考にしてください。