「カナリー椰子」の別名も持つ「フェニックス・カナリエンシス」は、ヤシ科ナツメヤシ属の常緑樹です。
北西アフリカ沖のカナリー諸島原産で、直射日光を好み公園樹や街路樹などに利用されます。
花は淡い黄色で花期は7月から10月です。
今回は、「フェニックス・カナリエンシス」の花言葉について解説します。
「フェニックス・カナリエンシス」の花言葉
「躍動感」といいます。
「フェニックス・カナリエンシス」の葉は、放射状に伸びて繁り、吹き出す途中の噴水のようです。
南国の強い日差しの下で元気に風にそよぐ様子も合わせ、躍動感に満ちており、そのまま花言葉のイメージになります。
球技や陸上競技、パルクールなどの趣味があり、活動的な友人へ贈るのに向きます。
躍動的な動きで人々を魅了するダンサーや体操選手にも良いでしょう。
公園へ「フェニックス・カナリエンシス」を見に行きがてら運動すれば、躍動的な動きが出来る身体作りになります。
この花言葉が合わないのは、インドア派の人です。
運動不足で健康を損ねていない限りは個性の範疇で、否定するものではありませんが、意味は合いません。
大抵のスポーツプレイヤーに当てはまりますが、プレイヤー同士の接触がなく、正確な動きが重要になるボウリングなどの競技については、少々イメージが異なります。
「フェニックス・カナリエンシス」の豆知識
「フェニックス・カナリエンシス」の名は、「カナリー諸島のフェニックス」を意味します。
カナリー諸島原産で、葉の形が「フェニックス」に似ているというのが由来です。
フェニックスとは、ヨーロッパの伝説上の鳥であり、寿命を迎えると炎に飛び込み再び蘇るとされます。
フェニックスの起源は、古代エジプト神話に登場する聖なる鳥「ベンヌ」に遡ります。
ベンヌは太陽神「ラー」に従い、夜に神殿の炎に飛び込んで死に、翌朝には蘇るという、日没と日の出の象徴でした。
フェニックスはこのベンヌの神話を参考に、ギリシャやローマの著述家が設定をいじったものです。
「フェニックス・カナリエンシス」の常緑で羽根のような立派な葉と、不死性のある神性を持つ鳥とを結びつけたのです。
尚、フェニックスが東洋の「鳳凰」と混同される場合がありますが、「神性を持つ鳥」以上の共通点はそれほどありません。
まとめ
「フェニックス・カナリエンシス」は、立派で存在感のある木です。
花言葉を知れば、更に好ましく、興味を持って見られるでしょう。
植物との距離を近づけてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。