「ハイビスカス」は南国やハワイの象徴としてよく知られている花です。
マレーシアでは国花とされており、「ブンガラヤ(大きな花を意味する)」と呼ばれています。
「ブンガラヤ」の5つの花びらには神への信仰、国王・国家への忠誠、憲法の遵守、法による統治、良識ある行動・徳政という意味が与えられているほか、その鮮やかな赤色には勇気や急速な発展といった意味が与えられました。
またアメリカ合衆国ハワイ州の花でもあり、ハワイ語では「アロアロ(神様に捧げる花を意味する)」と呼ばれています。
ちなみに「ハイビスカス」というと赤い花がイメージされがちですが、他にもピンク、オレンジ、黄色、白、紫色などのカラーバリエーションがあるだけでなく、複数の色を持つものも少なくありません。
標準的な開花期は5~10月です。
「ピンクのハイビスカス」の花言葉
「ハイビスカス」の花言葉は「繊細な美」「新しい恋」「あなたを信じます」「信頼」「勇気ある行動」などです。
加えて色別の花言葉もあり、「ピンクのハイビスカス」には「華やか」という言葉が割り当てられています。
これはピンク色が持つ華やかで柔らかい雰囲気から来ているとされているようです。
ちなみに「白いハイビスカス」には「艶美(えんび)」、「黄色いハイビスカス」には「輝き」、「赤いハイビスカス」には「勇敢」という花言葉が割り当てられています。
「ピンクのハイビスカス」の豆知識
様々な資料において「ハイビスカス」の名は古代エジプトの美の神「hibis」から来ている、かのクレオパトラも若さと美貌を保つためにハイビスカスティーを飲んでいたと記述されていますが、最近ではこれらの説は疑問視されているようです。
また「ハイビスカス」という言葉自体も少々ややこしいもので、日本語においてはアオイ科フヨウ属の低木、ブッソウゲ(仏桑華)やブッソウゲなどから派生した園芸品種群を指すものとなっています。
ちなみにトロピカルなイメージがあるので暑さには強いと思われがちですが実際はそうでもなく、30℃を超えると株が弱り花が少なくなるほか、35℃を超えると開花が止まってしまう品種もあるようです。
また花は一日花と呼ばれるタイプのもので、1つ1つの花の寿命は1日しかありません。
しかし次々とつぼみができるので花を長く楽しむことができるほか、最近では花の寿命が2~3日と長めである品種もあります。
まとめ
「ハイビスカス」は南国のイメージが強いアオイ科の花です。
マレーシアでは国花、アメリカのハワイでは州花とされています。
今では8,000種以上の園芸品種があると言われており、花のカラーバリエーションは赤、ピンク、オレンジ、黄色、白、紫、複色など非常に豊富です。
また「ハイビスカス」の花言葉は「繊細な美」「新しい恋」「あなたを信じます」「信頼」「勇気ある行動」など。
色別の花言葉もあり、「ピンクのハイビスカス」には「華やか」という花言葉が割り当てられています。