「ピンクのジニア」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説

「ピンクのジニア」の花言葉とは? 花言葉

「ピンクのジニア」は、キク科ヒャクニチソウ属(ジニア属)のピンク色品種です。

メキシコ原産の園芸品種で、咲き方は一重咲き、八重咲き、丁字咲きなど様々です。

花の大きさも幅があり、直径3cm未満の極小輪から、12cmを超える極大輪まであります。

花期は5月から11月と長く、江戸時代には「長久草」とも呼ばれました。

今回は、「ピンクのジニア」の花言葉について解説します。

「ピンクのジニア」の花言葉

「別れた友への想い」「不在の友を思う」「あなたの不在を悲しむ」「注意を怠るな」といいます。

贈り物には使いにくい花言葉ですが、別れや不幸な場面には合います。

「別れた友への想い」

柔らかなピンクの花は、思い出に浸る雰囲気とよく合います。

単なる楽しい思い出ではなく、敢えて「友」「別れ」が出て来るのは、ジニアの命名に由来があります。

ジニアは属名をそのまま呼んだ名で、植物学者の「ヨハン・ゴッドフリート・ジン」(1727〜1759)への献名になっています。

これを名付けたのは「分類学の父」として知られる「カール・フォン・リンネ」(1707〜1778)です。

ジンはゲッティンゲン大学植物園の園長になり、ゲッティンゲン周辺の植物相に関する研究も進めていました。

そんな若き秀才への敬意と、彼の早逝を惜しむリンネの気持ちを表す花言葉です。

一方、ジニアの花期が長い性質から、他の草花が枯れていくのを見送った、という意味でも合います。

卒業や転職などのライフイベントで別れ行く友人へ贈るのに向く花言葉です。

同窓会の招待状に添えるのも良いでしょう。

一方、現在も普通に交流のある友人へ贈ると、「絶交したい」という意味に解釈される可能性があるので、意図は正しく伝えましょう。

「不在の友を思う」

こちらはジニア共通の花言葉です。

由来としては同じですが、ピンクからイメージされる、思い出に浸る甘やかな雰囲気は付きません。

不在、つまり亡くなった友人はいるでしょうか。

急な事故などでない限り、いつの間にか疎遠になって、後から人伝に訃報を聞く事の方が多いでしょう。

体調を崩せば人と会う機会が減ると考えれば、それが自然な成り行きです。

そんな時、気付かなかった事を悔やむより、素直に共に過ごした楽しい思い出に浸る方が良いでしょう。

関係が浅かれ深かれ、友へ手向けるのに合う花言葉です。

「あなたの不在を悲しむ」

こちらも由来が同じ花言葉です。

悲しみをこらえる必要はありません。

中途半端に我慢するより、涙を流す事で心が整理されるものです。

友に限らず、親しかった人のお供えに向きます。

一方、存命中の人については、縁起が悪いので合いません。

「注意を怠るな」

一晩しか咲かない花と、花期が100日もあると言われるジニア、どちらを見るでしょうか。

当然、一晩しか咲かない花でしょう。

しかし、一晩しか咲かない花100株が、100日順番に咲けば、ジニアの花を見逃す事になります。

いつもあると思うもの、いつもいると思う人、当たり前は本当に当たり前なのか省み、注意しなければなりません。

そんなところから付いた花言葉です。

恋人へ贈り、自分を見ていて欲しい、とねだるのに向きます。

勿論、頻繁に贈ると負担に思われるので、加減は必要です。

まとめ

「ピンクのジニア」といっても、咲き方やサイズで大きく印象が変わります。

花言葉を知り、興味を深めれば、あなたのお気に入りの1本が見つかるでしょう。

花との距離を近づけてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。

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