「ピンクのアスター」とは、キク科エゾギク属の一年草のピンク色品種です。
英名が「チャイナ・アスター」で、和名が「エゾギク」です。
アスター属(シオン属)から分岐した1属1種の植物で、園芸で「アスター」と言えばエゾギクを指します。
中国原産で、日本へは九州から伝わり、特に北海道に自生は見られません。
花は小輪から大輪、咲き方は一重、八重、ポンポン咲きなど多彩で、花期は6月から9月です。
今回は、「ピンクのアスター」の花言葉について解説します。
「ピンクのアスター」の花言葉
「さようなら」「変化」「信じる恋」「甘い夢」などがあります。
アスターに共通する花言葉を含みます。
良い言葉と意味深な言葉が混じるため、誰かに贈る時は意図を正しく伝えましょう。
「さようなら」
アスターに共通する花言葉です。
葬儀に利用される事から付いたものです。
同じ由来で「思い出」「追憶」という花言葉も付いています。
葬儀というと縁起が悪いようですが、その人が成した事を思い返す機会であり、そこに参列する人は人生の成果そのものと言えます。
何かしら、長期的な別れの挨拶へ添えるのに向く花言葉です。
この花言葉が合わないのは、特に別れる予定がない恋人や配偶者です。
別れ話を切り出されたのかと不安にさせてしまいます。
「変化」
色も咲き方も多彩なアスターを表す花言葉です。
1つの個体ではなく、種として色々変化しているイメージです。
「君子は豹変す」という言葉があるように、間違いを直ちに改めたり、より良いと思う事があれば、今までに固執せず採り入れられる、優秀な人へ贈るのに向きます。
恋人に対しては「心変わり」の意味で伝わる可能性があるため、何が変わったのかについてはっきり伝えましょう。
「信じる恋」
花占いと言えば、「好き・嫌い」で花弁を摘んでいくものですが、これに使われるのがアスターやマーガレットなど一重咲きのキクです。
恋の成就を信じていない行為に見えますが、信じたいからこそ、恋の成就を肯定する根拠を集めているのです。
花占いが上手く行き、恋にアスターが同意するという意味で「同感」という花言葉も付いています。
結果に臆病になり恋の告白を躊躇う時、スマホの待ち受けにすれば、少し勇気が増すでしょう。
「甘い夢」
これが、「ピンクのアスター」固有の花言葉です。
ピンクの柔らかいイメージは、心地よい夢をもたらす眠りと結びつきやすいものです。
一方「赤いアスター」に「変化を好む」、「白いアスター」に「私を信じて下さい」という花言葉が付いており、ピンクはその混色とも解釈できます。
つまり、良い変化になると信じて夢に向かって突き進む、というイメージです。
「甘い」は考えが甘いという意味にもなりますが、成就された時の甘美な気持ちでもあります。
将来の夢に向け努力する人への応援と、弛まぬよう忠告する気持ちを併せて贈るのに向く花言葉です。
まとめ
「ピンクのアスター」は形の良く可愛らしい花です。
花言葉を知れば、更に親しみを感じられるでしょう。
花との距離を近づけてくれる、花言葉を是非心に留め置いて下さい。