「世界で最も愛されるバラ」とも称される、「ピエール・ドゥ・ロンサール」は、バラ科バラ属のバラの1品種です。
1985年にフランスで作出された蔓バラで、壁などに絡まって生育します。
花は花径10cm程の大輪で、花弁は密に付き、色は外が淡桃色で中心に向かいやや濃くグラデーションします。
今回は、「ピエール・ドゥ・ロンサール」の花言葉について解説します。
「ピエール・ドゥ・ロンサール」の花言葉
「愛」「美」「上品」「愛を誓います」といいます。
バラに共通する花言葉を含みます。
いずれも良い意味で、愛する人への贈り物に向きます。
一方、そういった感情がない相手へ贈ると誤解されるので、避けた方が良いでしょう。
「愛」
バラに共通する花言葉です。
古代ギリシャ神話に由来がある花言葉で、愛と美の女神「アフロディーテ」が流した涙から生まれた、とされる事に由来します。
隣人愛や人類愛よりも、恋愛のイメージが強い花言葉です。
恋人への告白や、その後の愛情表現などに向きます。
「美」
アフロディーテの美の側面から付いた花言葉です。
美しく、目立つ人へ贈るのに向きます。
美しさを引き立てるコスメ用品の売り場ディスプレイにも使えます。
この花言葉が合わないのは、見た目の美しさより実益を重んじる「花より団子」という人です。
根本的な価値観が違うので、「美にも実利はある」というような説明で、とりあえず理解させられても、真意はあまり伝わらないでしょう。
「上品」
こちらはピンクのバラに共通する花言葉です。
真っ白な純真さではなく、真っ赤な情熱でなく、程ほどのエレガントさを表す言葉です。
ちょっとした仕草にも品性を感じる人へ贈るのに向きます。
「愛を誓います」
これが「ピエール・ドゥ・ロンサール」固有の花言葉です。
プロポーズに向きます。
バラは本数による花言葉があり、「結婚して下さい」は108本のバラについていますが、それが「ピエール・ドゥ・ロンサール」であれば、よりぴったりな意味になるでしょう。
一方、プロポーズ以外には、使いどころはありません。
勘違いされると大変気まずい事になるので、気を付けましょう。
「ピエール・ドゥ・ロンサール」の豆知識
「ピエール・ドゥ・ロンサール」は、16世紀フランスの同名の詩人から取られた名です。
彼は、「プランス・デ・ポエット(詩聖)」の称号を与えられた程の偉大な詩人で、代表作に『オード四部集』『恋歌集』などがあります。
まとめ
「ピエール・ドゥ・ロンサール」は、美しい花です。
花言葉を知れば、更にその美しさが際だって感じられるでしょう。
花を一層輝かせる花言葉を、是非心に留めて下さい。