その名の通り姿が美しい「ビヨウヤナギ(美容柳)」は、オトギリソウ科オトギリソウ属の落葉樹です。
中国原産で、江戸時代に日本へ渡来しました。
花は黄色で5枚の花弁がつき、長い雄しべが密集してつきます。
花期は6月から7月です。
今回は、美容柳の花言葉について解説します。
「ビヨウヤナギ(美容柳)」の花言葉
「気高さ」「多感」「諦め」「薬用」などがあります。
比較的良い意味が多いため、意味が合う相手になら贈るのに向きます。
「気高さ」
「ビヨウヤナギ」は「未央柳」とも書きますが、これは「楊貴妃」の眉毛に喩えられた未央宮殿の柳になぞらえて付いたものです。
皇妃だった楊貴妃をイメージした花言葉です。
花の姿自体が繊細で美しい事からもイメージできます。
気品がありプライドの高い友人や恋人へ贈るのに向く花言葉です。
この花言葉が合わないのは、実利を第一に考え、その為なら人にへりくだる事も厭わない人です。
生き方の問題で、どちらが良いという事でもありません。
「多感」
「キンシバイ」を思わせる繊細な雄しべは、そよ風にも揺らぎ、軽く引けばちぎれてしまいそうです。
そんなデリケートそうな姿から付いた花言葉です。
感受性に優れた友人や恋人へ贈るのに向きます。
多感な年頃の教え子にも良いでしょう。
精度の高いセンサーの商品イメージにも使えます。
感性は伸ばせるので、自宅に植えて、常に意識するのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、「感性が鈍い方が何でも良いものに見えて得」と考える人です。
こういう人は食べ物かお金をあげないと喜びません。
「諦め」
垂れ下がる枝の様子が、諦めうなだれているように見える事から付いた花言葉です。
諦めが良く、必要最低限の品質でスピーディーに仕事を片付けられる友人や同僚に贈るのに向きます。
手の届かない望みのため、物事を進められなくなっている人に、気分を切り替えるよう勧めるために贈るのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、コツコツと積み重ね結果を出すタイプです。
仕事の仕方は人それぞれです。
「薬用」
「ビヨウヤナギ」は地上部にも根にも薬効があるとされる事から付いた花言葉です。
ビヨウと薬用で韻も踏んでいます。
同じ由来で「有用」という花言葉もあります。
「幸い」というのも近い意味です。
職場で問題が起きた時、的確に動き解消できる同僚へ贈るのに向く花言葉です。
大きく意味を取り、お見舞いに贈っても良いでしょう。
何かしら「薬」とイメージが結び付かないと使いにくい花言葉です。
まとめ
「ビヨウヤナギ」は見とれるような美しさの花です。
花言葉を知れば、更に深い由来にも触れられるでしょう。
花との距離を近づけてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。