真ん中でくびれた形がユニークな「ヒョウタン(瓢箪)」。
「ひさご」や「ふくべ」とも呼ばれ、酒瓶や七味を入れる容器として活用されてきました。
西アフリカが原産のウリ科ヒルガオ属の蔓性1年草で、最古の栽培植物のひとつとも言われています。
今回はそんな「ヒョウタン(瓢箪)」の花言葉について詳しく見ていきましょう。
「ヒョウタン(瓢箪)」の花言葉「幸福」
「ヒョウタン(瓢箪)」の花言葉のひとつめは「幸福」です。
「ヒョウタン」の実は上部が小さく、下部が膨らんだ形をしています。
このように下が広がる形を「末広がり」と呼び、日本人は昔から中に神が宿る縁起物として重宝してきました。
ひとつでも「幸福」を運んできてくれる「ヒョウタン」ですが、みっつ揃えると「三拍(瓢)子」、むっつ揃えると「無病(瓢)息災」となり更に縁起が良いとされています。
「ヒョウタン(瓢箪)」の花言葉「平和」「繁栄」
「ヒョウタン」は蔓を伸ばしてたくさんの実を付けることから「平和」や「繁栄」という花言葉も与えられました。
実の中には種がたくさん入っており、また妊婦さんのお腹のようにも見えるためとても縁起のよい植物とされています。
「ヒョウタン」を模したお守りがあるのもそんなご利益にあやかるため。
家庭のお庭に「ヒョウタン」を植えれば、きっと皆に「平和」な時間を運んできてくれるでしょう。
「ヒョウタン(瓢箪)」の花言葉「夢」
「ヒョウタン」には「夢」という花言葉もあります。
「ヒョウタン」の花は夕方から夜にかけて開花します。
「ユウガオ」に似た白い花が夢見るように咲く姿からこの花言葉が付けられました。
また豊臣秀吉の馬印も「千成瓢箪」ですが、これも「ヒョウタン」の縁起を担いで立身出世のお守りにしたと言われています。
大きな夢を抱いている人への応援に「ヒョウタン」を贈り物にしてみてはいかがでしょうか。
「ヒョウタン(瓢箪)」の花言葉「手に負えないほどの重さ」
中をくりぬき良く乾かして「ヒョウタン」を容れ物にする文化は世界各地にあります。
そんな便利道具にもなってくれる「ヒョウタン」には「手に負えないほどの重さ」というちょっとユニークな花言葉も付いています。
「ヒョウタン」に入れた種子は必ず芽を出すというジンクスもあったとか。
持ちきれないほどの収穫を「ヒョウタン」に祈っていた人々の生活が伝わってくる花言葉です。
まとめ
「ヒョウタン(瓢箪)」はユニークな見た目で楽しませてくれるだけでなく、とても縁起の良い植物です。
プランターでも育てられますのでご自宅で「ヒョウタン」の揺れる実を楽しんでみてはいかがでしょうか。