「ヒメモンステラ」は、サトイモ科の半蔓性多年草で、葉に「モンステラ」のような特徴的な切れ目が入る小型品種の総称です。
熱帯アメリカ原産で、観葉植物として流通しています。
花はサトイモ科の特徴を持ち、小花が密集した花穂を、白い仏炎苞が囲み、全体として1つの花に見えます。
但し、滅多に咲く事はありません。
今回は、「ヒメモンステラ」の花言葉について解説します。
「ヒメモンステラ」の花言葉
「嬉しい便り」「壮大な計画」「深い関係」といいます。
いずれも良い意味ですが、やや意味深な言葉も混じるため、贈る時は誤解のないよう意図を正しく伝えましょう。
「嬉しい便り」
「ヒメモンステラ」の葉の切れ込みは、同科の「ハブカズラ」や「ポトス」などにも見られる特徴です。
幼い葉にはありませんが成長に従って増えていきます。
その機能は諸説ありますが、熱帯雨林の乏しい太陽光を下の葉にも届けるためと考えられています。
この、葉からこぼれる光を便りに喩えた花言葉です。
貰って嬉しい便りはなんでしょうか。
スマホのメッセージや電子メールも立派な便りです。
だとすれば内容以上に、誰からの便りであるかが重要なのは想像に難くないでしょう。
メッセージアイコンなどに使うのに向く花言葉です。
受験に赴く時、吉報を願い部屋に飾るのも良いでしょう。
「壮大な計画」
「ヒメモンステラ」の葉は、短期的には切れ目がない方が光合成に有利ですが、葉が増えて行くと、切れ目があった方が全体の光合成に役立ちます。
そんな長期計画で成長する性質から付いた花言葉です。
蔓が伸び、大きく広がって行く事も意味が合います。
計画は、立てられる人とそうでない人で大きく分かれる技能です。
優れたアイデアを出す人が、必ずしも計画性があるとは限りません。
有能なナンバーツーがいてこそ、アイデアに魂が入るのです。
計画性のある人へ贈り褒めるのに向く花言葉です。
何かしら、大きなプロジェクトの資料に使うのも良いですが、花言葉を知らないと「穴だらけの計画」と言っているように伝わる可能性があるので、気を付けましょう。
「深い関係」
「ヒメモンステラ」が観葉植物として人と近い場所に置かれる事や、蔓性で他の木に親しげに絡みつく事から付いた花言葉です。
人の時間が限られる以上、人との関係は浅く広くか、深く狭くのどちらかを選ぶ事になります。
そして、他人と関わる機会が少ない場合、自分と向き合う事になるでしょう。
いずれも一長一短ありますが、自分と違うものを羨むのが一番無駄な時間です。
恋人関係の暗喩に使う表現ですが、やや後ろめたいニュアンスが付くので、恋人へ贈るには向きません。
気の置けない友人へ、やや冗談めかしたニュアンスで贈る方が、意味は合います。
「ヒメモンステラ」の豆知識
「ヒメモンステラ」とは、モンステラに似た切れ込みの入った葉を、小さいうちから付ける品種を指す流通名です。
複数の品種がこの名で流通しています。
しばしば見かける「テトラスペルマ」は、モンステラ属ではなく、ラフィドフォラ属です。
まとめ
「ヒメモンステラ」は、特徴的な見た目をした植物です。
花言葉を知れば、飾った人の気持ちにも触れられるでしょう。
花を多面的に見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。