「ヒサカキ(姫榊)」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説

「ヒサカキ(姫榊)」の花言葉とは? 花言葉

「ヒサカキ(姫榊)」はモッコク科ヒサカキ属の常緑小高木です。

名前の由来についてはいくつかの説があります。

具体的にはサカキに比べて小さいことから「ヒメサカキ」という名前が付き、それが「ヒサカキ(姫榊)」になったという説、サカキではないことを表す「非榊」が名前の由来になったという説、日当たりを好む「陽サカキ」が名前の由来になったという説などがありますが、今のところはどれが有力なのかはっきりとしたことは分かっていません。

別名は「アクシバ」「ビシャコ」「ビシャ」「ビシャシャキ」「ヘンダラ」「ササキ」「シャシャキ」などです。

樹高は4~7mほどで、開花期は3~4月。

花は大きさ3~6mmほどの白いもので、枝から下向きに数多く付きます。

加えて花らしからぬ匂いを漂わせることでも知られていて、その匂いはインスタントラーメンの匂い、都市ガスの匂い、たくあんの匂い、酒かすの匂い、メンマの匂いなど様々に評されているようです。

なお、この匂いはハエ類に受粉を手伝ってもらうためのものだと考えられています。

「ヒサカキ(姫榊)」の花言葉

「ヒサカキ(姫榊)」の主な花言葉は「神を尊ぶ」です。

これはサカキと共通の花言葉で、「ヒサカキ(姫榊)」も神事に使われたことから来ています。

本来神事にはサカキが使われるのですが、サカキは関東地方北部や東北地方など比較的冷涼な地域には分布していないので、代わりに「ヒサカキ(姫榊)」が使われたというわけです。

ちなみに「控えめな美」「内気」「治癒」といった花言葉もあります。

「控えめな美」「内気」は枝に下向きに付く花の姿から、「治癒」は神様のご利益のイメージから来ていると考えられているようです。

「ヒサカキ(姫榊)」の豆知識

「ヒサカキ(姫榊)」は日本の本州、四国、九州、沖縄、それから朝鮮半島南部、中国、台湾などに分布しています。

個体数は多いので、探すのはそれほど難しくないでしょう。

とても丈夫な木ですから栽培も容易です。

しかし美しく育てたいなら、直射日光の当たる場所を避ける、ある程度暖かい場所に植える、強風に晒されないよう対策するといった点に気を付けると良いでしょう。

また伝統的に「ヒサカキ(姫榊)」が用いられてきた地域では、スーパーなどで購入することもできます。

最近ではサカキ(マサカキ、ホンサカキと呼ばれることもある)と共に売られていることも。

ちなみに「ヒサカキ(姫榊)」よりサカキの方が良いということは基本的にありませんので、お好きな方を選ぶので問題ないでしょう。

見分け方も簡単で、「ヒサカキ(姫榊)」の葉は縁がギザギザであるのに対し、サカキの葉にはギザギザがなく、また表面がツルツルした質感です。

まとめ

「ヒサカキ(姫榊)」はモッコク科の木で、関東地方北部や東北地方などではサカキの代用として神事に使われてきました。

その影響もあり、主な花言葉は「神を尊ぶ」とされています。

また「控えめな美」「内気」「治癒」といった花言葉もあります。

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