「ヒイラギナンテン(柊南天)」は、メギ科メギ属の常緑樹です。
中国、台湾、ヒマラヤ原産で、17世紀に日本に渡来しました。
現在は、庭木として植栽されます。
花色は黄色い花弁が6枚で芳香があり、花期は3月から4月です。
今回は、「ヒイラギナンテン」の花言葉について解説します。
「ヒイラギナンテン(柊南天)」の花言葉
「激しい感情」「激情」「愛情は増すばかり」があります。
悪い意味はないため、強い愛情表現としての贈り物に向きます。
「激しい感情」
「ヒイラギナンテン」の名前の由来は、トゲトゲした葉が「ヒイラギ」に似ている事です。
このトゲトゲした葉を、激しい感情がぶつかった衝撃や痛みに見立てた花言葉です。
漫画で叫ぶ台詞の吹き出しがトゲトゲ形である事も、イメージに合います。
愛情なり怒りなり、激しい感情を相手に伝えたい時、贈るのに向く花言葉です。
大変悲しくなったり、笑えたりする映画の広告イメージにも使えます。
とても喜ばしいお祝いの場に飾るのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、普段です。
何もないときに使うと、ここ一番でインパクトが出ません。
「激情」
こちらも「ヒイラギナンテン」の葉のトゲトゲした様子から付いた花言葉です。
激しい感情という意味はほぼ同じですが、欲望のイメージも付きます。
会いたい気分が高まった時、恋人に贈るのに向く花言葉です。
この花言葉が向かないのは、相手はそこまで感情が高まっていない時です。
感情は良いですが、相手の気持ちを考える冷静さを持ちましょう。
「愛情は増すばかり」
「激情」に引き続く花言葉です。
葉の激情に加え、花からは生き物を惹きつける強い芳香が漂う様子から付いたものです。
恋人や配偶者に贈るのに向きます。
子供に対しても良いでしょう。
ファンクラブの会報のデザインにも合います。
この花言葉が合わないのは、あなたの態度が伴わない場合です。
口ばかりと思われ、愛情を損ねます。
「ヒイラギナンテン(柊南天)」の豆知識
「ヒイラギナンテン」の名は、葉がヒイラギに似て、果実の付き方が同じメギ科の「ナンテン」に似ている事から付いたものです。
但し、薬用として有名なナンテンと違い果実に薬効はありません。
葉は「十大功労葉」という生薬になりますが、ナンテンの葉とは作用が異なり、代用になりません。
まとめ
「ヒイラギナンテン」は、まずは葉に目が向く植物です。
花言葉を知れば、更に興味を深められるでしょう。
植物との距離を近づけてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。