「パンジーゼラニウム」は、フウロソウ科テンジクアオイ属(ペラルゴニウム属)の常緑樹です。
南アフリカ原産で、日本でも流通しています。
花はピンクの他、上が紅色、下が白か薄いピンクというパンジーを思わせる複色もあります。
花期は4月から5月です。
今回は、「パンジーゼラニウム」の花言葉について解説します。
「パンジーゼラニウム」の花言葉
「あなたを深く尊敬します」「物思い」「純愛」「心の平和」です。
その名の通り、パンジーとゼラニウムの花言葉が混ざったようなラインナップです。
良い意味が揃うので、贈り物に向きます。
「あなたを深く尊敬します」
ゼラニウムが生薬として薬効を持つ事から付いた花言葉です。
関係の良い両親や恩師など、深く尊敬する相手に贈るのに向く花言葉です。
心を揺さぶられる芸術家や作家へのファンレターにも合います。
自宅に植えて、尊敬する人へ近付く努力の決意にするのも良いでしょう。
「物思い」
こちらはパンジーの花言葉です。
パンジーの模様が、物思いに耽る人の顔に似ているからとされます。
別の由来としては、パンジーの花が、やや下向きで考えているように見える、というものもあります。
物思いに耽る友人や恋人に贈るのに向く花言葉です。
就職して間もない、物思う時期の人を元気づける為に贈るのも良いでしょう。
部屋に飾って眺め、1人でじっと考える時間を持つ事も出来ます。
この花言葉が合わないのは、考える事に成功体験を持たず、反射的に「分からない」と言ってしまう人です。
価値観の根元が違うので、改めさせるなら本気でかかる必要があります。
「純愛」
こちらもパンジーの花言葉が元になっています。
ギリシャ神話の愛の神「エロース」は、白いパンジーを見つけ、その可憐さを気に入りました。
そして、パンジーに3回キスして、自分の面影を写し、人々に愛を伝えるよう願ったのです。
恋の告白に添えるのに向く花言葉です。
付き合って間もない恋人にも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、付き合いの長い恋人や配偶者です。
純愛は我が身を省みないほどの愛なので、長続きしている時点で、ペース配分がされており、意味とずれます。
「心の平和」
深く尊敬し純愛に心を燃やし、物思いを経て、心に平和が訪れました。
それを表すように、花は上下で均衡を保つように色が配分されています。
これが、「パンジーゼラニウム」独自の花言葉です。
落ち着きがあり、心穏やかな友人に贈るのに向く花言葉です。
スマホの待ち受けにして、苛立つ時に気分を落ち着けるのにも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、喜怒哀楽何かしらの渦中にいる人です。
落ち着こうと本人が思うまでは、響かない言葉です。
「パンジーゼラニウム」の豆知識
「パンジーゼラニウム」は、「パンジーのような花を持つゼラニウム」という意味の名です。
通常、後ろの方が正しい種類ですが、間違いの通称が正式名になる事もあり、一概には言えません。
こういう場合は科名や属名で見分けましょう。
パンジーはスミレ科なので、フウロソウ科の「パンジーゼラニウム」とは別種である事が分かります。
まとめ
「パンジーゼラニウム」は、華やかで特徴的な花です。
花言葉を知れば、更に興味が湧き、知識は深まるでしょう。
花との距離を近づけてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。
