「カキツバタ」の花言葉とは?花言葉を徹底解説

「カキツバタ」の花言葉とは? 花言葉

カキツバタは、アヤメ科のアヤメ属で、花びらの形が個性的な花です。

花色は、青紫や白色の特徴的な美しい花になります。

季節は、5~6月頃から初夏に花が咲き、草丈は40~70cmです。

水辺や湿地に咲いています。

今回は、カキツバタの花言葉をご紹介します。

「カキツバタ」の花言葉

カキツバタの花言葉は、「高貴」「思慕」「幸せは必ず来る」「贈り物」になります。

「高貴」

カキツバタは万葉集にも登場する古くから日本にある花になります。

昔は、紫は高貴な人が身に着ける色とされていました。

このことから、紫色のカキツバタには「高貴」という花言葉が付けられています。

「思慕」

カキツバタが水辺にたたずむ可憐な女性が片思いの人を恋しく思っている様子を表します。

また、平安時代の歌人在原業平が詠んだ和歌の題材にされています。

都にいる妻を思う気持ちが「思慕」になっています。

「幸せは必ず来る」「贈り物」

漢字で「燕子花」と書きます。

この花は、ツバメの姿に似ています。

ツバメは、幸運を運んでくれる縁起の良い鳥から、この花言葉が付けられています。

「カキツバタ」の花言葉の由来

花の色が紫色なので「高貴」となり、「思慕」「色香」と恋を連想させます。

漢字では燕子花と書き、花がつばめの姿を連想させ、つばめは幸福を運ぶ鳥ということから「幸福が来る」「贈り物」という花言葉になります。

「カキツバタ」の豆知識

歌人在原業平が詠んだ和歌に「唐衣 きつつなれにし つまあればはるばるきぬる たびをしぞおもふ」があります。

この歌の意味は、身になじんだ唐衣のように、なれ親しんだ妻が都にいるので、妻を残したまま来た長い旅路のわびしさを、しみじみと思うになります。

折句という技法で、和歌の五、七、五、七、七の頭文字が「かきつばた」とされています。

平仮名では「からころも きつつなれにし つまあれば はるばるきぬる たびをしぞおもふ」になります。

まとめ

7世紀頃には、園芸植物として栽培されていました。

深い青紫の花が水辺に咲く様子が風情が感じられます。

池や沼地に育ち、白や濃い紫色の花を咲かせます。

万葉集で詠まれるなど、古くから親しまれてきた植物です。

切り花や鉢植えで楽しる花です。

優れていて差をつけにくいもののたとえに「いずれアヤメかカキツバタ」のことわざがあります。

アヤメとよく似ている花です。

アヤメは、水はけのよい土を好みますが、カキツバタは湿った土を好みます。

カキツバタの花言葉を添えて、思いを寄せている人に幸せの贈り物として贈ると喜ばれるでしょう。

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