「ハマナス(浜茄子)」は、バラ科バラ属の落葉樹です。
日本固有種で、茨城県以北の海辺に生育します。
花は紅紫色の花弁を5枚つけて咲き、花期6月から8月です。
果実(偽果)は扁球形で赤く表面はつるりとしています。
今回は、「ハマナス」の花言葉について解説します。
「ハマナス(浜茄子)」の花言葉
「照り映える容色」「悲しくそして美しい」「香り豊か」「旅の楽しさ」などがあります。
美しい人へ送るのに向く花言葉です。
やや踏み込んだ表現が多く、会社など公式な場には向きません。
「照り映える容色」
海辺の風景と花色のコントラストからイメージされた花言葉です。
同じ由来で「見栄えの良さ」「あなたの魅力に惹かれます」という花言葉もあります。
輝く美しさを持つ友人や恋人に贈るのに向く花言葉です。
発色の良いカラープリンタの宣伝イメージにも使えます。
スマホの待ち受けにして、表情を明るく心がけるのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、外見にコンプレックスを持つ人です。
人間、長所は様々で、1つの要素にこだわる必要はありません。
「悲しくそして美しい」
「ハマナス」の花が1日で枯れてしまう事から付いた花言葉です。
尚、株としては次々に花を咲かせるため、全ての花が一時に枯れる訳ではありません。
何となく陰がある美しさを持つ友人や恋人に贈るのに向きます。
悲劇が得意な俳優へのファンレターにも使えます。
この花言葉が合わないのは、明るい美しさを持つ人です。
充分魅力的で、直す必要はありません。
「香り豊か」
「ハマナス」の香りから付きました。
アロマの趣味がある友人や恋人に贈るのに良いでしょう。
コーヒー趣味がある人にも向きます。
何かしら、香りを伴う長所がある人に良いでしょう。
「旅の楽しさ」
海辺に咲く「ハマナス」は、遥か遠く異国の地を思うよう。
そんなイメージから付いた花言葉です。
旅行好きの友人に向きます。
旅行の予約サイトのデザインにも使えます。
旅先の海で「ハマナス」を眺め、改めて楽しさを噛みしめることも出来ます。
この花言葉が合わないのは、忙しくて旅行など絶対出来ない部下です。
まずは業務量を軽減しましょう。
「ハマナス(浜茄子)」の豆知識
「ハマナス」の語源には、果実の甘酸っぱさが梨のようであるから「浜梨」と呼び、これが転訛したという、植物学者牧野富太郎の説があります。
一方、彼より前の18世紀の江戸時代の文書に、「ナス」に喩えたものがあります。
赤い果実はトマトのようで、どうにもナスには見えません。
ですがトマトは17世紀初めには日本に伝わっており、「唐茄子」「唐柿」などの呼ばれ方をしていた事から話は繋がります。
まとめ
「ハマナス」は目を惹く美しい花です。
花言葉を知れば、人々がどれだけこれを愛したかも分かるでしょう。
花をより彩り良く見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。