ピンク色の花が可愛い「ハナカタバミ(花片喰)」は、カタバミ科カタバミ属の多年草です。
アフリカ原産で、日本へは江戸時代末期に鑑賞用として渡来し、その後野生化しています。
花は直径5cmほどで花弁5枚、色はピンクで、花期は7月から10月です。
葉はいわゆる「三つ葉のクローバー」ですが、小葉1枚が直径4cmほどと大ぶりです。
今回は、「ハナカタバミ」の花言葉について解説します。
「ハナカタバミ(花片喰)」の花言葉
「輝く心」「あなたと過ごしたい」「母親の優しさ」「喜び」などがあります。
「カタバミ」の花言葉と重複します。
心が浮き立つような良い言葉が揃い、好意を伝える贈り物に良いでしょう。
「輝く心」
カタバミに含まれるシュウ酸が、真鍮の鏡を磨く時に役立った事が由来です。
心が輝くというのはどんな状態でしょう。
邪念なく磨かれた状態であるのは間違いありません。
一方、ピカピカの心は、相対する人を映します。
心が綺麗な人が時に疎まれるのは、相対した人へ醜さを見せつけられるからです。
そういう人に受け容れられるよう心を汚していくと、やがて自分もピカピカな心の人を厭うようになります。
自分をどこに置きたいか、意識する事が重要です。
心の綺麗な人へ贈るのに向きます。
「あなたと過ごしたい」
カタバミで磨いた真鍮の鏡に、愛しい人が映るという言い伝えから付いた花言葉です。
愛する人と過ごす時間はかけがえのないものです。
見つめ合うだけでなく、隣を歩き、同じものを見て、同じように美しいと思うのも幸せな時間でしょう。
通信機器の発達で、言葉や姿には触れられるようになりましたが、やはり同じ空間にいたいと思う気持ちは抑えられないものです。
恋の告白や、プロポーズに向きます。
「母親の優しさ」
三つ葉のクローバーが、キリスト教の「三位一体」の説明に使われた事から、聖母マリアのイメージと結び付いた花言葉です。
包み込むように大きな「ハナカタバミ」の葉は、よりイメージが増します。
母のイメージで「決してあなたを捨てません」という花言葉も付いています。
母親の優しさは代わりのないものです。
肉体を分け与えるというのは、聖人の行動に時折描写されますが、妊娠出産はそれと同等の行為と言えます。
関係の良い母親へ贈るのに向く花言葉です。
自分が生んだ子のために植えるのも良いでしょう。
「喜び」
ヨーロッパでカタバミが「ハレルヤ(神を讃えよ)」と呼ばれる事から付いた花言葉です。
直接「喜び」に結び付かないようですが、日本で言うところの「万歳」と似たようなニュアンスで使われる言葉です。
あなたは何に対して喜びを覚えるでしょうか。
案外、日々の忙しさに押し流され、分からないままになる事もあります。
そんな時には、少し視点を変えるため、旅行してみるのも良いでしょう。
何かしら良い事があった親しい人へ贈り、共に喜ぶのに向きます。
喜ばしい幸運の訪れを願い、庭に植えるのも良いでしょう。
まとめ
「ハナカタバミ」は可愛らしい花です。
花言葉を知れば、より親しみを感じられるでしょう。
花との距離を一層近づけてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。