名前の可愛らしい「ハツコイソウ」は、クサトベラ科レケナウルティア属(レシュケノルティア属)の常緑樹です。
オーストラリア原産で、沙漠のような乾いた場所に生育します。
花弁5枚の蝶のような花を付け、花色は白から赤、赤から黄色、青です。
花期は10月から2月です。
今回は、「ハツコイソウ」の花言葉について解説します。
「ハツコイソウ」の花言葉
「初恋」「淡い初恋」「秘密」「約束を守る」といいます。
名前そのままの花言葉と、意味深なものが混じり、全体としては「恥じらいから明かしていない恋心」といったイメージになります。
自宅に飾り、伝えられない思いを打ち明けるのに向く花言葉です。
「初恋」
花名から付いた花言葉です。
元は赤花の「フォルモサ」種に付けられた流通名です。
赤い花弁にやや切れ目が入りハート型になるところから、理解しやすい花名と花言葉です。
初恋は上手く行かないもの、と良く言われます。
人生に1度しかない上、次の機会もあるのですから、当たり前と言えば当たり前の事です。
むしろ、失敗しても大丈夫という、頼もしい性質と言えるでしょう。
学生時代の恋の告白に向きます。
初恋している子供に対しては、程ほどにしておきましょう。
思春期は子離れの時期です。
「淡い初恋」
「初恋」と、蝶のような花の姿から、ヒラヒラと飛んで消える儚い恋、というイメージの花言葉です。
伝えられなかった初恋も、両想いになったけれど長く続かなかった初恋も、淡い恋の思い出として心に残ります。
その後様々な恋の中で、より濃い感情や思い出が残る事もありますが、初恋が忘れ去られる事はありません。
物語は、中身以上に冒頭の一行が覚えられているものです。
自宅に植え、初恋の思い出に浸るのも良いでしょう。
一方、初恋の相手への告白に添えると、「はっきりしない気持ちで告白したのだろうか」と不信感を与えるので向きません。
「秘密」
湿気や寒を嫌い、弱々しそうに見える「ハツコイソウ」が、真冬にも咲くという意外な秘密を持っている事から付いた花言葉です。
一方、初恋がしばしば誰にも秘密にしたまま終わってしまう事も意味が合います。
秘密を持つのは苦しい事です。
愛する人が見る自分と、自分の本当の姿が大きく違うなら、一体自分の何が愛されているのか分からなくなってしまいます。
一方、愛する人にも秘密はあります。
あまり考え過ぎず、まずは見えるものを信頼していくのが正しいスタンスでしょう。
偏見なしで見る事も、意外に難しいものです。
創作で、秘密を持つキャラクタのイメージに使えます。
あなたが秘密を持つ時に飾ると、意味は合いますが気付かれるのでやめましょう。
「約束を守る」
秘密は、それを漏らさないという約束があって初めて共有されるものです。
友達と秘密を共有する時、贈り合うのに向く花言葉です。
まとめ
「ハツコイソウ」は、名前も姿も可愛らしい花です。
花言葉を知れば、より好ましく感じられるでしょう。
花を一層彩り良く見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。