香りの良い「ハゴロモジャスミン」は、モクセイ科ソケイ属の蔓性の常緑樹です。
中国原産で、オーストラリア、ニュージーランドで帰化しており、日本では昭和50年代から鑑賞用に普及し始めました。
蕾はピンク色で、内側は白い花が多数咲き、花期は4月から5月です。
今回は、「ハゴロモジャスミン」の花言葉について解説します。
「ハゴロモジャスミン」の花言葉
「誘惑」「官能的な愛」「優しさを集めて」「気立ての良さ」などがあります。
良い意味の言葉が揃い、他の花言葉にも悪い言葉は含まれません。
但し、ややセクシュアルなニュアンスを含むため、贈る時は相手や場面には気を付けましょう。
「誘惑」
「花の香りの王」ともされる強い芳香で、生き物を誘惑する事から付いた花言葉です。
蔓で絡みつく性質からも意味が合います。
同じ由来で「あなたは私のもの」という花言葉も付いています。
無意識でも人を誘惑するような、魅力的な人へ贈るのに良いでしょう。
ある程度親しい相手への恋の告白にも向きます。
「官能的な愛」
音声は言葉、視覚はものの名前など、感覚は言語化する事で整形され、理解しやすくなります。
一方、触感、味覚、嗅覚は専門的な仕事でもないかぎり、あまり言葉で表さず、本能的に反応するものです。
ジャスミンの香りもその1つです。
本能から惹きつけられる、好ましい香りが由来の花言葉です。
官能的魅力を感じさせる恋人へ贈るのに向きます。
「優しさを集めて」
「ハゴロモジャスミン」のピンクの蕾からイメージされる花言葉です。
ピンクは柔らかく優しいイメージがあり、これが株を覆うほど多数集まっているという意味です。
皆に優しくされる事の多い、自分も優しい人へ贈るのに向きます。
多くの人へ優しさを振りまく、社会奉仕などに趣味がある人にも良いでしょう。
手触りの優しいぬいぐるみのコレクターにも合います。
優しさは基本的に相互関係で成り立つものなので、優しさを裏切る人には合いません。
「気立ての良さ」
「気立て」とは、気を立てるための柱のようなイメージで、根本の性質や気質という意味です。
これが良いとなると、親切さや優しさを素直に持っている、他人に好まれる性格という事です。
「ハゴロモジャスミン」の蕾の表面のピンクは、花が開くと花弁の裏になります。
表が白く裏はピンクの花弁を、表向きはすっきり純粋で、内面は柔らかく優しいという気立ての良い人に喩えた花言葉です。
近い由来で「愛嬌」「愛らしさ」という花言葉も付いています。
優しく思いやりがあり、好ましい人へ贈るのに向きます。
この花言葉が合わないのは、一見優しいけれど、裏がある人です。
気立ての場合、総合して好ましい事が大事です。
「ハゴロモジャスミン」の豆知識
「ハゴロモジャスミン」は、「羽衣ジャスミン」と書きます。
花弁の清らかで柔らかそうな印象を、「天女の羽衣」に喩えて付けられたたものです。
羽衣は、空を飛ぶ天女の身につける衣なので、軽く柔らかなイメージが、よく合っています。
まとめ
「ハゴロモジャスミン」は、香りも見た目も美しい花です。
花言葉を知れば、更に好ましく感じられるでしょう。
花をより鮮やかに見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。