「ハクサンチドリ」は、ラン科「ハクサンチドリ」属の多年草です。
海外では朝鮮半島、アラスカ、国内では中部以北の高山帯の草地で湿り気のある場所で生育します。
花は赤紫色で、茎の先に密集するように咲き、花期は6月から8月です。
今回は、「ハクサンチドリ」の花言葉について解説します。
「ハクサンチドリ」の花言葉
「陽気」「美点の持ち主」「素晴らしい」「誤解」などがあります。
悪い意味と良い意味が混じっているため、贈る時は意図を正しく伝えましょう。
「陽気」
「ハクサンチドリ」の名は、石川県と福井県にまたがる「白山」によく生えている事と、花が羽ばたく小鳥のように見える事から付いたものです。
様々な小鳥をまとめて「千の鳥」と呼んだものが「千鳥(チドリ)」です。
この花言葉は、小鳥が群れて賑やかにさえずっているイメージから付きました。
普段から賑やかで陽気な人へ贈るのに向きます。
この花言葉が合わないのは、年中うるさいけれど、その内容が人の悪口など、ネガティブなものばかりの人です。
陽気な人は考え方から明るいものです。
「美点の持ち主」
高山で多くの花を咲かせる「ハクサンチドリ」は、目を惹き美しいものです。
これを表す花言葉です。
何かしら長所を持つ人に贈り褒めるのに向きます。
この花言葉が合わなさそうで合うのは、欠点だらけの人です。
美点は1つあれば意味は合います。
点と点なので、欠点が美点を覆い隠す可能性は限りなく小さいのです。
「素晴らしい」
登山で高山帯に入ると岩礫地は増え植物は背が低く、目立たなくなっていきます。
そんな中、目の覚めるような鮮やかな「ハクサンチドリ」を見た時の気持ちから付いた花言葉です。
仕事や勉強、趣味などで、傑出した結果を出した人へ贈るのに向く花言葉です。
高品質の家電のブランドイメージにも使えます。
この花言葉が合わないのは、平凡な人です。
普通でいる事を侮ってはいけませんが、過度に持ち上げるのも違います。
「誤解」
「ハクサンチドリ」は開花後に枯れて、地下で冬を越します。
この様子が、本当に枯れてしまったと誤解しそうな事から付いた花言葉です。
新しい地下茎から芽を出すため、全く同じ場所から出る訳ではない事も、意味が合います。
枯れたと思って、土をうっかり掘り返してしまうイメージで「間違い」という花言葉もついています。
誤解を与えた人へ贈るのに向く花言葉です。
但し、あくまで説明に添える程度にしましょう。
花だけ贈り、相手が察する事を期待しても、次の誤解が生まれるだけです。
まとめ
山で見かける「ハクサンチドリ」は美しいものです。
花言葉を知れば、より好ましく感じられるでしょう。
花を一層彩り良く見せてくれる、花言葉を是非心に留め置いて下さい。