春から美しい「ノムラモミジ」は、カエデ科カエデ属の落葉樹の園芸品種です。
原種の「イロハモミジ」は、東アジア全般に分布し、本州、四国、九州の低山地に自生が見られます。
花よりも葉を楽しむ品種で、春先から秋まで紫がかった紅色の葉をつけ、落葉するのは冬です。
今回は、「ノムラモミジ」の花言葉について解説します。
「ノムラモミジ」の花言葉
「調和」「節制」「美しい変化」「大切な思い出」などがあります。
カエデ属に共通する花言葉です。
どれも良い意味で、贈り物やお祝い、過去を振り返る式典にも良いでしょう。
「調和」
極端に花が目立って突出する事もなく、風景と調和する事から付いた花言葉です。
自分と異なる意見にも耳を貸し、良いと思えば従う事が出来る友人や同僚に贈るのに向きます。
大人数のコーラスが趣味の人にも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、他人に流される人です。
その場では調和出来ているようですが、声が大きい方に流されるだけなので、結果として状況を不安定にさせます。
「節制」
花が目立たない性質から付いた花言葉です。
同じ由来で「遠慮」という言葉もあります。
自分の思うままに行動する事がなく、人に譲る事にも抵抗がない友人に贈るのに向きます。
無闇に業界トップを目指さず、安定した経営を目指す会社のシンボルにも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、失敗を恐れ、自分を出せない人です。
出さない事と、出せない事は意味が異なります。
「美しい変化」
葉が季節により変化する事から付いた花言葉です。
環境によりますが、「ノムラモミジ」は色づいた葉を出した後、夏に緑になり、秋にまた紅葉するというダイナミックな変化があり、特に意味が合います。
結婚してより魅力を増した配偶者に贈るのに向く花言葉です。
学生時代から良い意味でイメチェンした友人にも合うでしょう。
部屋に飾り、良い変化への努力の決意にも出来ます。
この花言葉が合わないのは、変わらないよう頑張っている人です。
贈り物に混じった場合は、「変わらない事こそ変化」など、怒った時の言い訳を考えておきましょう。
「大切な思い出」
紅葉により風景の印象を強め、人の記憶にしばしば結び付くところから付いた花言葉です。
思い出を共有する友人やチームメイトなどに贈るのに向きます。
クラウドストレージサービスのサイトイメージにも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、嫌な記憶しかない相手です。
時が思い出を美しくすると言いますが、それは悪いものが良くなる変換機能ではなく、悪いものを忘れるフィルタ機能です。
「ノムラモミジ」の豆知識
「ノムラモミジ」とは、野村さんと関係がある訳ではなく、葉の色である「濃紫」が元になって付いたものです。
江戸時代から庭木として使われ、かつては「武蔵野」と呼ばれていました。
まとめ
秋以外に紅葉を見せる「ノムラモミジ」は、つい目が惹かれる木です。
花言葉を知り、興味を深めれば、より好ましく眺められるでしょう。
植物の色をより鮮やかにする、花言葉を是非参考にして下さい。
