「ノコンギク(野紺菊)」という花をご存知でしょうか。
日本原産、キク科シオン属の多年草です。
今回は「ノコンギク(野紺菊)」の花言葉や由来について、詳しくご紹介します。
「ノコンギク(野紺菊)」の花言葉
「ノコンギク(野紺菊)」の2つの花言葉を、さっそく見ていきましょう。
「忘れられない想い」
「ノコンギク(野紺菊)」は、7月～10月に開花します。
白・ピンク・紫系の色の小さい花をたくさん咲かせるのですが、決まった時期にしかその姿を見ることができないせつない気持ちを、「忘れられない想い」という言葉で表しています。
特に、紫色の花は華麗で、一度見たら忘れられないほど鮮やかです。
いつまでも印象に残るほど魅力的な、「ノコンギク(野紺菊)」らしい花言葉です。
「長寿と幸福」
「ノコンギク(野紺菊)」は、草丈が長くて100㎝まで伸びることや、地中にある茎が増えていくという、生命力の強い植物です。
暑い季節でも懸命に咲く力強い姿と、思わず笑みがこぼれるほどの美しさが、「長寿と幸福」の由来と言われています。
とても縁起の良い花言葉です。
日本原産ということもあり、日本で長く愛されている花なので、敬老の日や両親へのプレゼントにもおすすめです。
「ノコンギク(野紺菊)」の名前の由来
漢字で「野紺菊」と書くように、「野に咲く紺色の菊」であることが、名前の由来です。
紺色の花は咲かないため、紫色の花を紺色と表現したのではないかと思われます。
緑の多いところに自生する野生の菊です。
「ノコンギク(野紺菊)」の豆知識
「ノコンギク(野紺菊)」は、草原や山道などに咲いていることが多いのですが、自宅で育てることもできます。
庭に咲いた「ノコンギク(野紺菊)」と共に、夏～秋を楽しむことも風情があって良いのですが、切り花にしてお気に入りの花瓶やグラスに飾って楽しむこともおすすめです。
切り花にしても持ちが良い花なので、部屋の中でも楽しむことができます。
茶花としても親しまれているため、来客時に飾る花としても良いです。
まとめ
「ノコンギク(野紺菊)」は、縁起の良い花言葉を持つ貴重な植物です。
夏から秋にかけて、花びらがたくさんついた小さな花を見つけたら、「ノコンギク(野紺菊)」かもしれません。
「長寿と幸福」という、元気を与えてくれるような素敵な花言葉を思い出してみてください。
