トゲトゲした果実が特徴的な「ノグルミ」は、クルミ科「ノグルミ」属の落葉樹です。
海外では中国、朝鮮半島、台湾、国内では本州、四国、九州の日当たりの良い場所に自生します。
雌雄同株で、クリーム色の雄花が雌花を取り囲むように直立し、花期は6月から7月です。
果実は苞が松ぼっくりのようにかさなり、トゲトゲに包まれた姿になります。
今回は、「ノグルミ」の花言葉について解説します。
「ノグルミ」の花言葉
「知性」「英知」といいます。
同じ科であるクルミの花言葉と一部共通します。
良い意味の花言葉なので、相手に合っていれば、贈り物として利用できます。
「知性」
ヨーロッパの言い伝えで、クルミは頭の働きを良くすると言われていた事から付いた花言葉です。
実際、クルミに含まれるポリフェノールが脳を活性化するとの説もあります。
更に、油を取るのにも使え、木材としても有用であるなど、用途が多かった事もイメージに合います。
優れた知性を持ち、何かに取り組む時にはきちんと論理立てて整理し、効率的に解決出来る友人や同僚に贈るのに向く花言葉です。
学習塾のシンボルとして植えるのも良いでしょう。
スマホの待ち受けにして、知性を高める努力の意識付けにも使えます。
この花言葉が合わないのは、知識ばかり詰め込んで判断に活かせない人です。
一方、知識を疎かにして、思い付きの判断しか出来ない人も知性的とは言えません。
「英知」
こちらもクルミと共通します。
イタリアのベネヴェントの街に、クルミの木にまつわる伝説があります。
街の一角にあるクルミの木の下で、悪魔や魔女が集い宴を開いていた、というものです。
人の知り得ぬ深遠を覗く魔女の知恵は、正しく英知と呼べます。
また、トゲトゲしていかにも大事な中身がありそうな姿でありながら、実際には食べられない「ノグルミ」の皮肉な性質も何かしらの英知を示すものでしょう。
学問の探究に携わる友人への贈り物に向く花言葉です。
この花言葉が合わないのは、頭の良さを金儲けの道具にしているだけの人です。
英知と呼ぶには、何かしら深い部分を探求する要素が必要です。
まとめ
「ノグルミ」は、果実以外はそれほど目立たず、あまり興味を惹かれないかも知れません。
花言葉を知り、興味を持てば、人類との深い付き合いにも想像が及んぶでしょう。
風景の解像度を増してくれる花言葉を、是非参考にして下さい。