「ニホンスイセン(日本水仙)」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説

「ニホンスイセン(日本水仙)」の花言葉とは? 花言葉

横を向く花が愛嬌を感じさせる「ニホンスイセン(日本水仙)」は、ヒガンバナ科スイセン属の多年草です。

「ニホンズイセン」と濁る事もあります。

地中海沿岸原産で、中国を経由して日本に伝来しました。

関東以西から九州の海岸に自生します。

花は白い花弁が6枚に見えますが、3枚は萼で、真ん中に橙の副花冠があります。

花期は12月から翌年の2月です。

今回は、「ニホンスイセン」の花言葉について解説します。

「ニホンスイセン(日本水仙)」の花言葉

「自己愛」「報われない恋」「長い道のり」があります。

スイセン属共通の花言葉と、「ニホンスイセン」固有のものが混じります。

基本的に辛い状況を指すあまり良くない意味の花言葉ですが、仲の良い相手に共感を示すために贈るには合います。

「自己愛」

ほぼ同じ意味の「うぬぼれ」という花言葉もあります。

自己愛は別の言い方で「ナルシスト」と言いますが、それがそのままスイセンの由来と繋がっています。

ギリシャ神話に、ナルキッソスという美少年がいます。

彼は、様々な者を惹きつけましたが、その1人に森の精霊「エーコー(エコー)」がいました。

彼女は仲間を助ける過程で女神ヘラの怒りを買い、相手の言葉を繰り返す事しかできない呪いがかけられていました。

エーコーと出会ったナルキッソスですが、自分の言葉を繰り返すばかりの彼女に呆れ、相手にしませんでした。

失恋したエーコーは、声だけのこだまになってしまい、これを知った復讐の女神ネメシスは、ナルキッソスに自分しか愛せない呪いをかけました。

ナルキッソスは、水面に映る自分に恋してそこから動けなくなり、やがて死んだ後に現れたのがスイセンだったのです。

「自己愛」は、悪い意味に取られがちですが、程度や振る舞い次第です。

卑屈であるよりは、魅力的とも言えるでしょう。

自分が大好きで、自己肯定感溢れる友人に贈るのに向く花言葉です。

「報われない恋」

水面に映る自分という、決して成就しない存在に恋したナルキッソスの姿から付いた花言葉です。

失恋したエーコーとしても意味が合います。

芸能人や架空のキャラクタなどの熱烈なファンである友人に贈るのに向く花言葉です。

この花言葉が合わないのは、「まだ希望がある」と考えている友人です。

論争に発展する可能性があるので、時間がない時はやめておきましょう。

「長い道のり」

地中海沿岸原産で、地球を半周して日本に辿り着いた事から付いた花言葉です。

文明の中心だった地中海原産の植物は多いのですが、特に「日本」の名が付くことから、イメージ出来る花言葉です。

故郷が今の場所より遠く離れている友人に贈るのに向きます。

ずっと連れ添った配偶者に贈る事も出来ます。

創業から何世紀も経っている会社の敷地に植え、シンボルにするのも良いでしょう。

庭に植え、人生を振り返るきっかけにも出来ます。

まとめ

「ニホンスイセン」は、それと気にしなくても目を惹く美しい花です。

花言葉を知れば、更に深く由来にも触れる事が出来るでしょう。

花をより鮮やかに見せてくれる、花言葉を、是非参考にして下さい。

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