「ニオイシュロラン」は、キジカクシ科センネンボク属の常緑樹です。
ニュージーランド全域に見られる固有種で、明治初期に日本に持ち込まれ、庭園などに利用されています。
強い芳香がある7mm程の白い小花が多数集まって咲き、花期は5月から6月です。
今回は、「ニオイシュロラン」の花言葉について解説します。
「ニオイシュロラン」の花言葉
「真実」「幸福な交際」があります。
良い意味の花言葉で、意味が合う相手には贈り物に向きます。
関わりが浅い相手には、踏み込みすぎの言葉のため、戸惑わせてしまうでしょう。
「真実」
「ニオイシュロラン」の白い花や、真っ直ぐな葉からイメージされた花言葉です。
心の内を打ち明けあった友人と贈り合うのに向きます。
混じりけ無い本当の心を伝えるという意味で、告白にも使えます。
真実を伝える事が目的の週刊誌や動画のデザイン、本音を伝える裏アカウントのSNSアイコンにも良いでしょう。
花を眺め、真実の自分を見つめ直す事もできます。
この花言葉が合わないのは、言いたい事のためには事実をねじ曲げても構わないと考える人です。
「真実」とは本来「嘘や飾りがない事」を意味するものです。
「幸福な交際」
「ニオイシュロラン」は、花の甘い香りで蛾やミツバチなど多くの昆虫を引き寄せ、蜜を与え、受粉を手伝わせます。
果実が出来た後は、鳥に食べられますが、種子は消化されずに保護され、遠くへ運ばれます。
現地のマオリ人も、伐採して利用するだけでなく、栽培も行ったため、ニュージーランド全域で見られる植物となりました。
そんな様々な生物と上手に関わりつつ生きる様子から付いた花言葉です。
戦後の日本とニュージーランドが比較的友好な関係を築いている事もイメージに合います。
良好な関係が続く恋人に贈るのに向きます。
幸せなお付き合いを目的に告白に添えるのも良いでしょう。
会社間の提携の会議場に飾る事も出来ます。
この花言葉が合わないのは家族です。
交際は、互いの関係を作って保つもので、関係が完成した家族との関わりは交際とは呼びません。
「ニオイシュロラン」の豆知識
「ニオイシュロラン」は、「匂棕櫚蘭」と書き、匂いがある事、樹形が棕櫚に似る事、葉は蘭に似ている事から付けられました。
英語では「キャベッジ・ツリー(キャベツの木)」と呼ばれており、こちらは張り出した葉が遠目に丸く見える事から付いたものです。
まとめ
「ニオイシュロラン」は日本では見かける機会の少ない木です。
花言葉を知り、興味を深めれば、その存在に気付き花を楽しむ事も出来るでしょう。
風景の解像度を上げてくれる、花言葉を是非心に留め置いて下さい。