「ナンテンハギ(南天萩)」は、マメ科ソラマメ属の多年草です。
日本固有種で、北海道から九州にかけて分布し、山地の草地や土手などに生育します。
花は紅紫色で、下を向いた花が集まって咲きます。
花期は6月から10月です。
今回は、「ナンテンハギ」の花言葉について解説します。
「ナンテンハギ(南天萩)」の花言葉
「内気」「思案」があります。
極端に良い意味も悪い意味もないため、相手のイメージに合うなら良い贈り物として使えるでしょう。
「自分は違う」と強く拒否される事もあまりない言葉です。
「内気」
花が下向きである事から、顔を上げられない内気な人を連想した花言葉です。
また、種子が飛び出した後、空になった果実(豆の莢)が丸まって細くなる様子からもイメージ出来ます。
前に出て行くのは苦手ながら、自分の考えはしっかり持っている友人や恋人に贈るのに向きます。
内気な人でも使いやすい、スタンプ機能などが充実したメッセージサービスなどのサイトイメージにも合うでしょう。
プレゼンなど発表が間近で不安な時、「ナンテンハギ」を見れば、内気な自分の心を受け容れ、かえって落ち着く事も出来ます。
この花言葉が合わない人はいません。
人間、誰でも自分の心の中ほどお喋りになれず、言い残しはあります。
「確かに、言いたい事は全て言えていない、自分にも内気なところがある」と納得するものです。
「思案」
花のうつむき思い耽るような姿と、紫色の高貴なイメージが合わさった花言葉です。
すぐには行動しないものの、思慮深く鋭い発想を見せる友人や同僚に贈るのに向きます。
年中思案している研究者にも良いでしょう。
すぐに間違える教え子に、思った事をすぐに書くのではなく、一旦頭の中で噛み砕いて考えるよう教えるために贈るのにも向きます。
部屋に飾り、たまには音や映像を消して思索に耽るのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、スポーツプレイヤーです。
頭を使う必要はありますが、あくまで動きながらの事で、俯いて考えるイメージを付けると反応が遅くなります。
「ナンテンハギ(南天萩)」の豆知識
「ナンテンハギ」は、花は「ハギ」に似て、葉は「ナンテン」に似ている事から付いた名です。
漢字の「萩」には「ヨモギ」という意味がありますが、「ヨモギ」と「ハギ」とは全く種が違います。
一説では、ヨモギとしての「萩」の存在に気付かず、「ハギ」のために国字を作ったところ、偶然同じ形になってしまったものだと言われています。
まとめ
「ナンテンハギ」は草に紛れやすいですが、美しい花をつけます。
花言葉を知り、興味を持てば、存在に気付き楽しめるでしょう。
風景の解像度を増してくれる花言葉を、是非心に留め置いて下さい。