「ナギナタコウジュ」は、シソ科「ナギナタコウジュ」属の一年草です。
海外ではアジア東部の温帯から熱帯、ロシア、ヨーロッパ、国内では全域に分布し、山地から道端まで各所で生育します。
花は淡紅紫色で穂を作り、花期は9月から10月です。
今回は、「ナギナタコウジュ」の花言葉について解説します。
「ナギナタコウジュ」の花言葉
「匂い立つ魅力」「にぎやかな人」があります。
いずれも良い意味になるため、意味が合う人への贈り物に向きます。
どちらかというと個人を表す花言葉のため、多くの人を対象にするお祝いの会場などには活かせません。
「匂い立つ魅力」
「ナギナタコウジュ」には、シソ科特有の強い香りがあり、花色も鮮やかで美しい事から付いた花言葉です。
溢れるような色気を持ち、魅力的な友人や恋人に贈るのに向きます。
調香師など、香りを扱う仕事の人にも合います。
部屋に飾り、魅力アップを心がけるのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、関係の浅い異性です。
セクシュアルな意味がどうしても伴うため、その気がない相手から言われても先に嫌悪感を持たれてしまいます。
褒め言葉を使いたいなら、別の表現にしましょう。
「にぎやかな人」
「ナギナタコウジュ」の、花が寄り集まった花穂を、多数の言葉数や、多数の人が話している様子に見立てた花言葉です。
賑やかで周りを明るくしてくれるような人に贈るのに向きます。
パーティーを盛り上げるグッズ売り場のディスプレイにも合うでしょう。
もう少し明るくなってみんなに溶け込みたいと思う時、スマホの待ち受けにして自分から話しかける事を心がけるのにも使えます。
この花言葉が合わないのは、怒鳴る人です。
うるさいのは一緒ですが、意味が全く違います。
本人は「怒鳴っていない、声が大きいからそう感じるだけ」と言いますが勿論嘘です。
「ナギナタコウジュ」の豆知識
「ナギナタコウジュ」は漢字で「長刀香需(需には草冠)」と書きます。
「長刀」は「薙刀」とも書かれる、柄の長い刀のような武器の事です。
花が一方向を向いて咲き、花穂全体で見ると少し反っているところが、長刀の刃のように見えた事から付きました。
「香需」は生薬としての名で、吐き気や下痢、脚気などに効くとされます。
アイヌでは、「セタエント」と呼び、ハーブティーとして利用していました。
まとめ
「ナギナタコウジュ」は特徴的な姿をしていますが、有り触れているため雑草として見過ごされがちな花です。
花言葉を知れば、存在に気付き香りを楽しむ事も出来るでしょう。
風景に色を足してくれる花言葉を、是非心に留め置いて下さい。