ふわふわと柔らかく美しい花を咲かせる「ドンベア」は、アオギリ科「ドンベア」属の常緑樹の総称です。
マダガスカル諸島原産で、日本でも栽培されますが、路地植えは霜が降りない地域に限られます。
白からピンクの俯いた花を咲かせ、花期は11月から3月です。
玉のように花が集まって咲く「ドンベア」・ウォリッキー(ピンクボール)と、比較的まばらに咲く「ドンベア」・バーゲッシアエ(ピンク「ドンベア」)があります。
今回は、「ドンベア」の花言葉について解説します。
「ドンベア」の花言葉
「清らかな心」があります。
「ドンベア」の俯いた白やピンクの花からイメージされる花言葉です。
心が清く間違った事をしないよう心がけている友人に贈るのに向きます。
宗教の信徒など、修行により心の清浄を保っている人にも良いでしょう。
まだ若く、真っ直ぐな価値観を持った子供や教え子に対しても意味は合います。
「心」を心臓や脈拍に見立て、血液をサラサラにする効果のある野菜の売り場ディスプレイにも向きます。
生活優先でなりふり構わず仕事をしている時、スマホの待ち受けにして、一時、心をリフレッシュするのにも使えます。
この花言葉が合わないのは、正しくない事を憎悪し、攻撃に移る人です。
悪い事を良しとしないところは共通しますが、人を攻撃する事は心を穢す事のため、「清らか」の定義からずれます。
「ドンベア」の豆知識
「ドンベア」の語源は、フランスの植物学者「ジョゼフ・ドンベイ」に因んだ学名「ドンベア」をそのまま花の名として呼んだものです。
現地のケニアでは、キクユ語で「モケオ」、ナンディ語で「スティプチェート」、ルオ語で「オウィチ(紐)」といった呼び方がありますが、用途やざっくりした外見的な特徴から付いた他の植物との混同もある呼び方で、整理されたものではありません。
ドンベアは現地の文化にも根付いており、「ドンベア」の樹皮の繊維で作られたヒモは、新生児の臍の緒を縛る儀式にも使われていました。
また、生薬としての利用もあり、根を他の植物と一緒にトウモロコシの粥に炊き混ぜて,風邪の患者に与えていたといいます。
まとめ
「ドンベア」の花は美しく、特に意識しなくても見応えがあるものとして目を惹きます。
花言葉を知れば、更に興味を深め、好ましく感じられるでしょう。
花との距離を近づけてくれる花言葉を、是非参考にして下さい。