「ドラゴンフルーツ(ピタヤ)」はサボテン科ヒモサボテン属の中南米原産の植物です。
常緑性多肉植物で、6月から9月にかけて花径約30cmほどの白い花を見せてくれますが、午後8時から9時ごろから咲き始めて翌朝には花が萎んでしまいます。
日本では果実が食用されますが、原産地である中南米、メキシコでは花、つぼみ、葉まで食べられる植物として有名です。
今回は「ドラゴンフルーツ(ピタヤ)」の花言葉について解説していきます。
「ドラゴンフルーツ(ピタヤ)」の花言葉
学名でHylocereus undatusと表記される「ドラゴンフルーツ(ピタヤ)」はギリシャ語で森(hylo)にある蝋状(cereus)のものを表す合成語です。
undatusは鈍波形を意味する言葉ですが、「ドラゴンフルーツ(ピタヤ)」の見た目はまさにこの学名のとおりです。
日本で「ドラゴンフルーツ(ピタヤ)」と表記されて販売される果実は果肉が白で中に芥子粒大の種子が入っています。
種は柔らかく果肉と一緒に食べることができるので、スプーンを使って半分に割った果実をすくって食べたり、サラダやジュースなどにするのも好まれています。
そんな「ドラゴンフルーツ(ピタヤ)」の花言葉は「燃える心」、「永遠の星」です。
これらの由来について説明していきます。
「ドラゴンフルーツ(ピタヤ)」の花言葉「燃える心」
「ドラゴンフルーツ(ピタヤ)」が日本に来たのは2000年代前後ですが、13世紀以降のアステカ王国時代にはすでに食用にされていたという歴史があります。
「ドラゴンフルーツ(ピタヤ)」は日本に輸入された当初「火龍果」と表記されていました。
「ドラゴンフルーツ(ピタヤ)」の名前も果実の皮が龍の鱗のような形をしているためこの名前がつけられましたが、数千年前に龍の炎が変化して生まれたという中南米に伝わる伝承も残されています。
このように果実が燃える龍の炎に見えることから「燃える心」の花言葉はつけられました。
「ドラゴンフルーツ(ピタヤ)」の花言葉「永遠の星」
「ドラゴンフルーツ(ピタヤ)」の花は夜、特に新月・満月の前後の夜に白い花を一晩だけ甘い香りを漂わせて咲かせます。
この花をムーンフラワー、夜の女王などと称することもあります。
一晩だけ夜に咲かせる花が夜を彩る星に見えるということで「永遠の星」の花言葉がつけられたようです。
「ドラゴンフルーツ(ピタヤ)」の豆知識
「ドラゴンフルーツ(ピタヤ)」の果実はカリウム、アルブミン、食物繊維を多く含みます。
高血圧の予防、便秘解消、生活習慣病の予防、むくみの解消など様々な効果が期待されます。
まとめ
「ドラゴンフルーツ(ピタヤ)」は美しい花、美味しい果実を楽しむことができ、心に秘めた情熱を伝えられる花言葉を持った植物です。
贈答の際の参考になさってください。