「トキワハゼ」はハエドクソウ科サギゴケ属の一年草です。
日本全土に分布し、道端や畑などに生育します。
花は淡紅紫色で花期は4月から10月です。
今回は、「トキワハゼ」の花言葉について解説します。
「トキワハゼ」の花言葉
「いつも変わらぬ心」といいます。
「トキワハゼ」は冬枯れの時期を除き、ずっと緑の葉と花をつけている事、乾燥に強くいたるところで目に出来る事などから付いた花言葉です。
常に平常心で安定したパフォーマンスを見せる同僚や、スポーツのチームメイトなどに贈るのに向きます。
新しいシリーズが始まっても初代作品しか観ない趣味の友人にも合うでしょう。
プロポーズに添え、永遠の愛を誓うのにも向きます。
転職するか迷う時、「トキワハゼ」を見て「心の中で変わらないものは何だろう」と自問すれば、新たな指針を見つけられるかも知れません。
この花言葉が合わないのは、謝罪の時です。
同じことを繰り返すという意味になり、反省の態度とは言えません。
生まれてすぐの子供や入門したての教え子についても、まずは成長して変化する事が大事なので向きません。
「トキワハゼ」の豆知識
「トキワハゼ」は漢字で「常盤爆」や「常盤黄櫨」と書きます。
「常盤」は古い地名にも使われます。
生育地域の名前などが植物の名前になる事も多いのですが、「トキワハゼ」の場合は意味が異なります。
「常」は、「いつも」を表し、「盤」は平たく大きな岩、つまり岩盤を指します。
ここから、常に平らかで頑丈なもの、「永久不変」を意味する言葉になりました。
「トキワハゼ」の葉や花は、季節を通じてずっとあるように見える事から、「常盤」のイメージと結び付いたのです。
一方、「爆」については、「爆(は)ぜる」とも言うように、爆発する事を意味します。
これは「トキワハゼ」が実を爆ぜさせ、種を遠くに飛ばす性質から付いたものです。
「黄櫨」をあてる場合もありますが、こちらは「ハゼノキ」から音だけを取ったものです。
この「ハゼ」は、古墳時代以降の土器様式の1つである「土師器(はじき)」と紅葉の色が似ている事が由来で、常緑の「トキワハゼ」とは意味が合いません。
まとめ
「トキワハゼ」は、背の低い小さい花です。
雑草扱いが主で、省みられる事はほとんどありません。
花言葉を知れば、その意外な強さや、花の緻密な可愛らしさに気付き、楽しむ事が出来るでしょう。
花との距離を近づけてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。