「デルフィニューム」という花をご存知でしょうか。
「デルフィニューム」は、ヨーロッパや北アメリカが原産であり、キンポウゲ科デルフィニウム属の植物です。
5月~6月にかけて、澄んだ鮮やかな青色の花を咲かせます。
小さいものは20㎝ほどの草丈ですが、大きいものは2mにもなります。
その美しく華やかな花姿は、花束としても人気ですが1本でも十分なほどです。
今回は「デルフィニューム」の花言葉について、詳しく見ていきましょう。
「デルフィニューム」の花言葉
「デルフィニューム」の花言葉は、基本的には「清明」という意味が有名です。
澄んだ青色が美しい「デルフィニューム」にぴったりなイメージの意味です。
また、「あなたは幸福をふりまく」「慈悲」という意味もあります。
慈愛に満ちた優しく温かい意味ですね。
「清明」
清らかで美しい花嫁に贈る時にぴったりです。
海外では、「幸運を呼ぶ花」とされており、花嫁の持つブーケとして愛されています。
「あなたは幸福をふりまく」
あなたと一緒にいると幸せ、という思いを込めて大切なパートナーや、友人に贈るのにいいでしょう。
「慈悲」
愛情深い人や、優しさにあふれる人に贈る時におすすめです。
「デルフィニューム」は切り花だけでなく、ドライフラワーとしても人気なので、ドライフラワーで長く楽しんでもらうのもいいですね。
「デルフィニューム」の花言葉の由来
「慈悲」「あなたは幸福をふりまく」という意味は、ある物語に由来しています。
昔、ギリシャのあるところに、オルニトプスという青年がいました。
オルニトプスは、あるとき海で溺れそうになったところをイルカたちに助けられ仲良くなります。
ある日、オルニトプスは、漁師たちがイルカを捕獲しようとしていることを知ります。
心優しいオルニトプスは、イルカたちが捕まらないように逃がします。
しかし、イルカを逃がしたことを知った漁師たちは激怒し、オルニトプスを海に突き落としてしまいます。
オルニトプスが命を落としたことを知ったイルカたちは、深く悲しみ、神に祈りました。
心を痛めた神は、オルニトプスは、「デルフィニューム」の花に生まれ変わらせたと言われています。
オルニトプスとイルカが、お互いに相手を想ったという物語が由来とされています。
「デルフィニューム」の豆知識
「デルフィニューム」という花名は、幸運の象徴が含まれています。
「デルフィニューム」の花名の由来は、ギリシャ語でイルカを意味します。
また、和名の大飛燕草(オオヒエンソウ)は、飛ぶツバメを表しています。
古くからイルカは幸運の象徴とされており、ツバメが巣を作ると縁起が良いとされています。
「デルフィニューム」は、まさに幸福を象徴する花なのです。
まとめ
「デルフィニューム」はその美しい見た目だけでなく、花言葉にも素敵な意味がたくさんあります。
花言葉をお調べの際はぜひ参考にしてください。