「ツルニチニチソウ(蔓日々草)」はキョウチクトウ科「ツルニチニチソウ」属の蔓性常緑樹です。
ヨーロッパ原産で、アメリカ大陸、オーストラリア、日本に帰化がみられ、園芸品種としても栽培されます。
葉を楽しむ観葉植物ですが、花も楽しめます。
花色は青紫か白で、花期は3月から6月です。
1つの花は1日だけ咲く「1日花で」、名前の「日々」の由来になっています。
今回は「ツルニチニチソウ」の花言葉について解説します。
「ツルニチニチソウ(蔓日々草)(ペリウィンクル)」の花言葉
「思い出」「幼なじみ」「優しい」があります。
いずれも郷愁溢れる良い意味なので、昔なじみへの贈り物や、お祝いの場などに向きます。
逆に共有する思い出がない相手には、少々居心地が悪いものになるでしょう。
「思い出」
「ツルニチニチソウ」の花言葉は、主に思想家「ジャン・ジャック・ルソー」の著書『告白』のエピソードから付いたものです。
ルソーは15歳の頃、29歳のヴァランス男爵夫人に恋をしました。
彼女と一緒に道を行く時、「ツルニチニチソウ」を見かけました。
何という事もない記憶でしたが、30年後、また「ツルニチニチソウ」を見た時、彼女への感情と共に思い出が蘇ったのです。
思い出を共有する友人や親戚などに贈るのに向きます。
日記帳のデザインにも合うでしょう。
「幼なじみ」
こちらもルソーのエピソードから連想された花言葉です。
蔓植物には絆や結びつきを表す花言葉が付きやすいため、そちらのイメージにもなります。
同じ由来で「生涯の友情」という花言葉も付いています。
幼なじみの友人や、そのまま結婚した配偶者などに贈るのに向く花言葉です。
「幼い」の定義は曖昧ですが社会人になる前までなら、自分の年齢との遠さである程度伸縮して考えれば良いでしょう。
「優しい」
ヴァランス男爵夫人は、放浪中だったルソーに対して、大変優しく世話を焼き、生活基盤を整えてくれました。
そんなところから付いた花言葉です。
「ツルニチニチソウ」が壁などに寄り添う様子からもイメージできます。
「優しい思い」「初恋」なども同じ由来から付きました。
優しさを感じさせる友人や恋人などに贈るのに向きます。
合いそうで合わないのは配偶者です。
片方が優しいばかりでは、いずれ破綻するものです。
互いに贈り合うのであれば、良い意味になります。
まとめ
「ツルニチニチソウ」の斑の入った葉は目を惹くものです。
花言葉を知れば、更に深いエピソードに触れる事が出来るでしょう。
花を多面的に見せてくれる花言葉を、是非参考にして下さい。