「ツルカノコソウ(蔓鹿子草)」は、スイカズラ科カノコソウ属の多年草で、柔軟な茎を這うように広げる性質があります。
海外では中国、台湾、国内では本州、四国、九州の暖地に分布し、山地の渓沿いや木陰の湿った場所に生育します。
花は白または紅色、2mmほどの漏斗状で、花期は4月から5月です。
今回は、「ツルカノコソウ」の花言葉について解説します。
「ツルカノコソウ(蔓鹿子草)」の花言葉
「真実の愛情」「親切な処理」「楽にする」があります。
同属の「カノコソウ」の花言葉と一部重複します。
良い意味の花言葉で、お見舞いなどの贈り物に向きます。
「真実の愛情」
カノコソウと重なる花言葉です。
カノコソウも「ツルカノコソウ」も、鎮静などの作用があり、薬として使われます。
苦みや独特な香りで、万人がおいしいと思わないかも知れませんが、人の為になるという事から付いた花言葉です。
時に厳しい親や恩師などに、大人になってから贈るのに向きます。
あまり捻らず、恋人の終着点としてのプロポーズにも使えます。
心に愛情が足りないと思う時、山に行き「ツルカノコソウ」を眺め、自分が今まで受け取った愛情を思い起こすのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは子供です。
愛を重く語って伝えるよりも、軽い表現を繰り返した方が身に染みるものです。
「親切な処理」
こちらも、「ツルカノコソウ」の薬効から付いた花言葉です。
「ツルカノコソウ」は症状に激しく作用して治すというよりも、鎮静や睡眠の改善、リラックス効果などが中心です。
リラックスさせて身体の免疫力を上げ、本命の病気と対抗する下地を作るというイメージで、優しい処置という花言葉にはよく合っています。
仕事が丁寧で整理されており、引き継いでも戸惑わない同僚などに贈るのに向きます。
料金の安さよりも丁寧な施術が売りのエステサロンの宣伝イメージにも良いでしょう。
「楽にする」
鎮静作用やリラックス作用など、「ツルカノコソウ」の薬効を表す花言葉です。
一緒にいると気分が楽になるような気心の知れた友人に贈るのに向きます。
マッサージや整体などの広告デザインにも良いでしょう。
心を楽にする人生相談サイトのシンボルにも使えます。
どの場合も、一時的には良いですが依存し過ぎず、ストレスの原因解決に努めましょう。
まとめ
「ツルカノコソウ」は視線よりも低い場所に生え、目に付きにくい植物です。
花言葉を知れば、その存在に興味が湧き、見つけて楽しむ事も出来るでしょう。
風景の解像度を上げてくれる花言葉を、是非、心に留め置いて下さい。