冬の庭に彩りを添える「ツバキ」(ヤブツバキ)は、「ツバキ」科「ツバキ」属の常緑樹です。
「ツバキ」属でも一般的な種です。
日本原産で、北海道から九州、海外では中国、朝鮮半島、台湾に分布します。
花は紅色の花弁が5枚で、花期は2月から4月です。
今回は「ツバキ」の花言葉について解説します。
「ツバキ」の花言葉
「控えめな素晴らしさ」「気取らない優美さ」「誇り」です。
いずれも程ほどに良い意味を持ち、誰に贈っても素直に受け取って貰える花言葉です。
「控えめな素晴らしさ」
美しい姿がありながら、香りはなく主張が少ない事からついた花言葉です。
優れた能力を持ちながら、スタンドプレイに走らず、チーム全体に貢献できる同僚などに贈るのに向きます。
自宅に植えて「控えめ」か「素晴らしさ」を、身に付けようと心がけるのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、出しゃばりな人です。
素晴らしさの方はそこそこでも良いですが、控えめが欠けると合いません。
但し、本人の自覚は薄いため、贈って「私は違う」と、断られる事はないでしょう。
「気取らない優美さ」
花の柔らかく美しい姿と、香りなどで自己主張しない事、緑の葉の中にさり気なく咲く様子など、全体的な「ツバキ」の印象から付いた花言葉です。
ばっちり決めた美しさではなく、普段の様子が美しく優しい印象のある友人に贈るのに向きます。
スマホの待ち受けにして、心がけるのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、恋人や配偶者です。
喜んではくれるかも知れませんが、常人が美しく見える為には、努力が必要です。
そこを察さなければ、不満が残るでしょう。
「誇り」
日本原産の「ツバキ」は、海外でも愛されています。
その花の姿から「日本のバラ」とも呼ばれます。
そんな、「ツバキ」の海外での活躍から付いた花言葉です。
優秀な成績を修めた教え子に贈るのに向きます。
卒業式に、母校を誇る気持ちを込めて、「ツバキ」柄の袴を着るのも良いでしょう。
誇りという言葉は、日常に馴染が薄い為、誇る理由が特にない人には向きません。
「ツバキ」の豆知識
「ツバキ」は漢字で「椿」の字をあてます。
確かに立春頃から咲く花で、意味も合います。
ところが、「椿」の字は中国では「ツバキ」には使われません。
中国では、「ツバキ」に「紅山茶」または「山茶花」の字をあてます。
「山茶花」は日本ではサザンカを指しますが、こういう取り違えは時折起こるものです。
改めて字を考えると、「ツバキ」と「チャノキ(茶の木)」の葉は似ており、「山茶花」にも納得がいきます。
まとめ
「ツバキ」は馴染み深い花です。
花言葉を知っていれば、より身近に感じる事ができるでしょう。
花との距離を近づけてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。