「チヂミザサ」は、イネ科「チヂミザサ」属の多年草です。
海外では、ユーラシア大陸並びにアフリカ大陸全土の温帯から熱帯にかけて分布し、日本でも全国的に見られます。
森林内、特に林縁部に群生します。
花は花茎にまばらな小穂を付ける形で咲き、花期は8月から10月です。
果実が熟した後は粘液が出ます。
これにより人や動物にくっついて散布される、いわゆる「ひっつき虫」と呼ばれる植物の1つです。
今回は、「チヂミザサ」の花言葉について解説します。
「チヂミザサ」の花言葉
「強い結びつき」があります。
「チヂミザサ」の茎は、地を這って枝分かれをしていきます。
複数の個体に見えるものが、下で繋がっている様子から付いた花言葉です。
仲の良い友人や同僚などに贈るのに向きます。
但し、互いの感情が同じぐらいでないと、押しつけになるので注意しましょう。
学校の体育祭など、強い結束が欲しいチームのシンボルにも使えます。
こちらの場合、あくまで一時的な関係なので、多少強すぎるぐらいの意味で問題ありません。
強力な磁石型フックの商品デザインや、牽引ロープのブランドイメージにも合っています。
家族の結びつきと円満を願って自宅に植えるのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは恋愛感情のない異性です。
恋愛と結びつきやすい言葉のため、その気がない場合は誤解に繋がります。
その気があるにしても、会社など不適切な場面には向きません。
「チヂミザサ」の豆知識
「チヂミザサ」は「縮み笹」と書きます。
葉が笹のように細く尖っていながら、表面は波打ち縮んだように見える事から付いた名前です。
笹の地下茎で広がる性質も、印象が近いものです。
別名を「コチヂミザサ」と呼び、毛の多い「ケチヂミザサ」と呼び分けます。
「チヂミザサ」は類似した種類が多く、チゴザサ、ササガヤ、コブナグサなどが特に見分けにくいものです。
単に、地を這う茎や笹に似た葉という特徴だけでは区別が付けられず、細かい部分で見極める必要があります。
特に特徴が表れにくい小さいうちは、見分ける事のが困難です。
まとめ
「チヂミザサ」は風景に紛れやすく、むしろ衣服に付いた種で、後から存在を認識する事の多い植物です。
花言葉を知っていれば、厄介な種も嫌うばかりではなく、興味を持って接する事が出来るかも知れません。
植物との距離を近づけてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。