「チガヤ」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説

「チガヤ」の花言葉とは? 花言葉

「チガヤ」は観賞用というよりも雑草としてご存じの方が多いのではないでしょうか。

日の良く当たる河原や空地などで群生し、白い穂を揺らしている姿を目にした方も多いと思います。

日本および東アジア、東南アジア原産の、イネ科チガヤ属に属する多年草です。

そんな「チガヤ」にも素敵な花言葉が付けられていますのでご紹介します。

「チガヤ」の花言葉「子どもの守護神」

「チガヤ」の花言葉ひとつめは「子どもの守護神」です。

子どもの好んで遊びたがる場所に良く生えているためこの花言葉が付けられました。

また、表に出る前の穂にはサトウキビのような糖分が含まれていて噛むと甘みを感じるため、昔は子どもの遊びながら摘まむおやつにもなりました。

子どもの笑顔をそっと見守ってくれる「チガヤ」の輝く穂や葉はまさに「子どもの守護神」にぴったりです。

「チガヤ」の花言葉「みんなでいっしょにいたい」

「チガヤ」の花言葉には「みんなでいっしょにいたい」というものもあります。

これは「チガヤ」が根茎で繋がり、大きな群落を作る特性から来ています。

とても可愛らしい花言葉ですが、雑草としてはこの繁殖力は困りもの。

お庭に植えると駆除が大変になりますので栽培するのはお勧めしません。

「チガヤ」の花言葉「親しみ深い」

「チガヤ」には「親しみ深い」という花言葉もあります。

もちろん、どこでもその姿を見ることができることから来ています。

日本では古事記や万葉集から「チバナ」「ツバナ」と詠われ、また屋根の素材や茅の輪くぐりの材料など日常に無くてはならない存在でした。

また端午の節句に食べる「ちまき」も、ササの葉ではなく本来は「チガヤ」の葉に包んでいたそう。

まさに「親しみ深い」植物といえるでしょう。

「チガヤ」の豆知識

「チガヤ」はとても繁殖力が強く、わずか1cmの根茎があれば再生できるそうです。

またその根茎から他の植物の生育を阻害する物質を出し、あっというまに「チガヤ」で占領されてしまうため世界の侵略的外来種ワースト100に指定されており、「世界最強の雑草」と呼ぶ人もいます。

「チガヤ」はくれぐれも庭に植えず、野原などで風に揺れる穂を楽しむだけにしてください。

まとめ

「子どもの守護神」としての面も「世界最強の雑草」としての面も併せ持つ「チガヤ」ですが、青々とした葉や銀色の波のように揺れる穂は目を奪う美しさです。

和歌に「あさぢふ(浅茅生)」と詠われたその美しさを見に「チガヤ」の茂る野原へお出かけしてみてはいかがでしょうか。

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