神社の鎮守の森などでよく見られる「タブノキ(椨の木)」は、クスノキ科「タブノキ」属の常緑樹です。
海外では中国、朝鮮半島、台湾、フィリピン、国内では本州以南に分布し、暖地の海岸近くの丘陵地に自生が見られます。
花は黄緑色で、花期は5月から6月です。
今回は、「タブノキ」の花言葉について解説します。
「タブノキ(椨の木)」の花言葉
「鎮魂」「鎮守」「威厳」があります。
神社の神木としてのイメージが強く出た花言葉です。
意味が合う場面ならば誰にでも良いものですが、神道の考えが強く出るため、他の宗教を強く信じている人には向きません。
「鎮魂」
「タブノキ」がしばしば神社で神木として植えられる事から付いた花言葉です。
「鎮魂」という言葉は、亡くなった人を慰める、いわゆる「慰霊」として使われる事が多いのですが、神社の「鎮魂」は、生きた人間の魂についても行われます。
生きている人への鎮魂は、浮き足だった魂を人の身体に鎮め、活力を高めるという意味になります。
新年度で落ち着かない時などに、友人と神社に詣で、「タブノキ」の下で心を落ち着けるのも良いでしょう。
勿論、亡くなった方へお供えするものに使っても合います。
「鎮守」
こちらも神社にある事から付いた花言葉です。
「鎮守」は、神道では神が土地の禍(わざわい)を鎮め、守る事を指します。
新たに土地や家を持った友人に、お祝いがてら贈るのに向いています。
具体的な土地建物がなくても、人のいる場所という意味で、サークルなどにも合います。
存続を願って、広報誌などのデザインに採り入れる事ができます。
家族が安全に過ごせるよう、「タブノキ」の家具を使って縁起を担ぐのも良いでしょう。
「威厳」
大木になった「タブノキ」は、防風樹としても使われるほど根が丈夫で、地上部分も高さは30m、太さは3. 5mにも達します。
そんな立派な佇まいから付いた花言葉です。
「高潔」も同じ由来で花言葉になっています。
威厳を感じさせる親や恩師などに贈るのに向きます。
裁判官など威厳や高潔さを感じさせる職業の人にも良いでしょう。
昇進して部下を持つようになった時、スマホの待ち受けにして心がける事もできます。
威厳が黙っていてもにじみ出る人は稀で、立場や演出の力による側面も多いのです。
まとめ
神社などで見られる「タブノキ」は、荘厳で美しいものですが、鎮守の森の中では多くの木に紛れてしまうかも知れません。
花言葉を知っていれば、より意識して見る事が出来るでしょう。
風景の解像度を上げてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。