「ソリダゴ」はキク科アキノキリンソウ属の多年草です。
「ソリダコ」という呼び方も定着していますが、学名では「ソリダゴ」が正しい読み方です。
北アメリカ原産の園芸種で、複数の種類が作られています。
「ソリダゴ」と「アスター」を交雑したものが「ソリダスター」で、よく似た見た目をしています。
細かく黄色い花を多数つけ、花期は7月から9月です。
今回は「ソリダゴ」の花言葉について解説します。
「ソリダゴ」の花言葉
「内気」「用心」「振り向いて」「永久」があります。
個々はそれほど良い意味でも悪い意味でもありませんが、意味を合わせるとなかなか良い言葉になります。
「内気」
「ソリダゴ」は花束などにも使われますが、基本的に引き立て役で、前面には出ないところから付いた花言葉です。
控えめながら意思はきちんと持っている友人や後輩に贈るのに向きます。
この花言葉が合わないのは目上の人です。
人を評価するニュアンスが出る為、同格か下の相手以外に使うのは失礼に当たります。
「用心」
近縁の「セイタカワダチソウ」「ソリダスター」などと混同しやすい事から付いた花言葉です。
また、「ソリダゴ」の仲間が薬として利用されていた事からもイメージ出来ます。
注意深い友人に贈るのに向きます。
注意を促す意味で、子供に贈ったり、玄関に植えるのも良いでしょう。
用心は誰にも必要なので、向いていない人はいませんが、あなたが迂闊な人の場合は「お前が頑張れよ」と返されるだけでしょう。
笑いを取りたいなら問題ありません。
「振り向いて」
別の花言葉である「内気」から連想される花言葉です。
風に揺れる様子から、こちらに呼びかけていると解釈する事もできます。
恋の告白に向く花言葉です。
片思いしている時、スマホの待ち受けにして告白の勇気を貰うのも良いでしょう。
これ自体に恋愛のイメージがあり、恋愛感情のない異性に贈るのは避けましょう。
「永久」
「ソリダゴ」の語源はギリシャ語の「ソリダス(完全な)」と「アゴ(状態)」です。
完全な状態は安定している筈で、「永久」という言葉に繋がります。
完全と判断された由来は「ソリダゴ」の仲間が持つ薬効で、不調を直し、人体を完全な状態に戻すという意味です。
これ自体使いにくい言葉ですが、他の花言葉と合わせれば、プロポーズ向きになります。
待たせてしまっているなら「内気」「用心」、少しいきなりなら「振り向いて」が意味に合うでしょう。
愛に関わる花と花束にしても素敵です。
この花言葉が合わないのは、辛い状態にある人で、その辛さが終わらないという嫌な意味に伝わってしまいます。
まとめ
「ソリダゴ」は花束や生け花で脇役になりがちで、見落とされやすい花です。
花言葉を知っていれば、その魅力をきちんと理解できるでしょう。
花の魅力を最大限に感じられる、花言葉を是非心に留め置いて下さい。