「ソクズ」は、ガマズミ科ニワトコ属の多年草です。
海外では中国、タイ、日本では本州、四国、九州に分布し、山野や人家の近くに生育します。
セリのように小さく白い花を枝分かれした茎の先に密集して咲かせ、そのところどころに蜜をためる黄色い腺体が混じります。
花期は7月から8月です。
今回は、「ソクズ」の花言葉について解説します。
「ソクズ」の花言葉
「熱心」があります。
草丈の大きさや、小さいながらも白い花をいっぱいに咲かせる様子、その後に付く小さい実が赤く熟する様子などから、イメージ出来る花言葉です。
何事にも熱中して一生懸命に取り組む友人や同僚、後輩などに贈るのに向きます。
趣味仲間で贈り合うのも良いでしょう。
熱心な指導が売りの家庭教師派遣会社の敷地に植えたり、芯から温まるヒーターなどのイメージとしても使えます。
熱心に取り組む必要がある仕事を抱えた時、スマホの待ち受けにして自分を奮い立たせるのも良いでしょう。
この花言葉は、クールな人には合わないように考えてしまいますが、実績を上げているような人であれば、オンオフがはっきりしているだけで充分内面は熱心です。
分かりやすく喜んでくれるかは別問題ですが、贈っても嫌がられる事はないでしょう。
この花言葉が合わないのは、見た目熱心そうにしているけれど、実績は上がっていない人です。
熱心で忙しいフリにより面倒な事を回避するという戦略なので、贈っても本当の意味で喜ばれる事はありません。
社交辞令と割り切るなら、問題ないでしょう。
「ソクズ」の豆知識
「ソクズ」は、中国の生薬名「サクテキ」(通常使う漢字にはありません)を「ソクドウ」と読み、それが転訛していったものです。
この生薬は「ソクズ」全草を乾燥させたものです。
リウマチや打撲に効く入浴料、むくみを解消するための利尿作用がある煎じ薬などの形で利用されます。
別名に「クサニワトコ」がありますが、こちらはスイカズラ科の「ニワトコ」に花や果実が似ている事が由来とされます。
「ソクズ」の名前に「クズ」が入っていますが、お菓子や鍋料理などに使う「葛」とは科も違い由来に関連性はありません。
まとめ
「ソクズ」は印象的な花です。
花言葉に触れれば、より興味を深め様々な性質を知る事が出来るでしょう。
風景の解像度を上げてくれる花言葉を、是非参考にして下さい。