「ゼフィランサス」はヒガンバナ科タマスダレ属の多年草です。
アメリカ大陸原産で、日本には江戸時代末期に渡来しました。
園芸植物として栽培される他、野生化した個体も見られます。
花は白、黄色、オレンジ、ピンクなどがあり、花期は5月から10月です。
今回は、「ゼフィランサス」の花言葉について解説します。
「ゼフィランサス」の花言葉
「期待」「便りがある」「汚れなき愛」といいます。
良い意味の花言葉ですが、恋愛の意味が含まれる為、誤解されないよう意味を伝える必要があります。
「期待」
ゼラフィンサスの名の由来は、古代ギリシャ神話の西風の神「ゼピュロス」と、花を表す「アンソス」が元になっています。
ゼピュロスは春の訪れをもたらす風の王のため、春に咲き始めるゼラフィンサスのイメージとなったのでしょう。
そして春を待ち望む気持ちが、この花言葉です。
将来に期待が持てる子供や後輩、弟子などに贈るのに向きます。
貯蓄型の投資商品のイメージとしても使えます。
スマホの待ち受けにして、期待する事が起きるよう願掛けしても良いでしょう。
大抵の場合喜ばれる花言葉ですが、目上の人には上から目線で失礼になります。
「便りがある」
こちらも西風の王ゼピュロスが元になっています。
ゼピュロスが風と共に春の便りを届けるイメージから出来た花言葉です。
受験や就職活動など、良い知らせが欲しい状態の友人や親族に贈るのに向きます。
レターセットの売り場ディスプレイにも使えます。
この花言葉が合わないのは、身内が重い病気を患っているなど、悪い知らせの方が連想される人です。
「汚れなき愛」
「ゼフィランサス」は様々な品種が作られていますが、一般的なのはタマスダレという、白花の品種です。
ここから、白く何に汚されてもないというイメージから花言葉が付きました。
トラブルなく真面目に付き合いが続いている恋人に贈るのに向きます。
アレルゲンをしっかり除去してくれる空気清浄機の商品イメージにも使えます。
結婚後、自宅で育て、愛情溢れる家庭にしようと心がけるのも良いでしょう。
この花言葉が向かないのは、何かしらのトラブルがあって修復した恋人や配偶者です。
「あの事をなかった事にする気?」と、怒りを再燃させてしまう可能性があります。
まとめ
「ゼフィランサス」は、一目で美しいと思える花です。
花言葉を知れば、見た目だけでなくそれを植えた人の気持ちまで推し量られるでしょう。
風景の解像度を上げてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。