工芸品のような「スパラキシス(スイセンアヤメ)」は、アヤメ科スイセンアヤメ属の多年草です。
南アフリカ原産で、鑑賞用として流通しています。
花は花弁6枚で、内側は黄色く、黒の縁取りで外側の色と区切られます。
外側の色は白から赤、赤から黄色、茶色、複色で、花期は3月から5月です。
今回は、「スパラキシス」の花言葉について解説します。
「スパラキシス(スイセンアヤメ)」の花言葉
「良き便り」「嫉妬」「陽気な人生」「栄耀栄華」などがあります。
アヤメ(アイリス)の花言葉とも重複します。
良い意味と悪い意味の言葉が混じるため、贈る時は意図を明らかにしましょう。
「良き便り」
古代ギリシャ神話で、女神「ヘラ」の侍女である虹の女神「イーリス(アイリス)」が、伝令役として活躍した事から付いた花言葉です。
良い便りは待ち遠しいものです。
一方、送る方にとっても、くすぐったく嬉しいものです。
良い便りを待つ時に飾ったり、伝える時に添えるのに向く花言葉です。
「嫉妬」
イーリスは美しい女神で、主神「ゼウス」の目にも留まっており、立ち回りを間違えればヘラの嫉妬を買っていた、というイメージから付いた花言葉です。
また、鮮やかで美しい「スパラキシス」が、他の花から嫉妬されるというイメージでも合います。
嫉妬は何かしら実力がある人に向けられるもので、決して悪いものではありません。
一方、強すぎる嫉妬心は、抱く方も向けられる方も、ポジティブな行動から遠ざかってしまうものです。
そういう嫉妬心は理屈が通じないので、逃げるのが得策です。
ごく仲の良い相手で、嫉妬するような実績を挙げた人へ、祝い送るのに向きます。
「陽気な人生」
濃くはっきり塗り分けられた花は、アフリカの強い日射しをイメージさせます。
そんなところから付いた花言葉です。
人生は山あり谷あり、陽気でいられる事ばかりでもありません。
そんな時に大事なのは、何が起こるかある程度予測しておく事です。
それが適切に行えれば、悪い事が近付いていても、やがてそれが終わると分かります。
陽気に暮らしている友人へ送るのに向く花言葉です。
自宅に飾るのも良いでしょう。
一方、関係が薄い相手に対し、「陽気そうなので」と贈るのはやめておきましょう。
見た目だけで軽率に判断する人、と思われるだけです。
「栄耀栄華」
カラフルで豪華さを感じさせる花のイメージから付いた花言葉です。
人間の工芸品のような不思議な模様から「神秘的な人」という花言葉も付いています。
歴史だとその後滅ぼされるイメージしかありませんが、1個人に限れば、案外上手く逃げ切っているものです。
大きく成功した親しい人へ送るのに向く花言葉です。
非常に小さな成功や幸運で喜んでいる人に、比喩的に送っても良いでしょう。
まとめ
「スパラキシス」は美しく目を惹く花です。
花言葉を知れば、より深い意味にも触れられるでしょう。
花との距離を近づけてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。